アルメニアの首都エレバンで「アルメニア人虐殺」の犠牲者を追悼するたいまつ行列(4月23日) Vahram Baghdasaryan/Photolure-REUTERS <被害者のアルメニア側や人権派の米議員は米大統領として初のこの決断を絶賛するが、トルコとの関係では障害になる可能性も> アメリカのジョー・バイデン大統領は24日、約100年前にオスマン帝国が国内のアルメニア人を強制移住させたり大量殺害したのは「ジェノサイド(集団虐殺)」だったと認定する声明を出した。 これに対し、オスマン帝国の後継国家であるトルコのメブリュト・チャブシオール外相は強く反発。「言葉で歴史を変えたり書き換えたりすることはできない」とツイートした。「自国の歴史についてよそから教えられるいわれはない。政治的な日和見主義は平和と正義に対する最大の裏切りだ。われわれはポピュリズムに基づくこの(バイデンの)声明をいっさい認