第3回 タバコやお酒はNG? 軽い有酸素運動は眼圧を下げる 2022/9/27 梅方久仁子=ライター 日本人の失明原因の1位を占める「緑内障」だが、適切に治療を続ければ失明することはほぼない。だからこそ、目薬などの治療だけでなく、食事や睡眠、運動など、日々の生活習慣が大切だ。緑内障に詳しい二本松眼科病院副院長で眼科専門医の平松類氏に、緑内障にとって良い生活習慣、悪い生活習慣を詳しく聞いていこう。
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不眠や睡眠不足であれば生活習慣病やうつ病のリスクになるのはイメージしやすいのではないだろうか。実際、短時間睡眠が続いたり睡眠の質が低下したりすると、交感神経系の緊張が高まって血圧や血糖値が高くなる、抑うつやストレス反応が強まる、インスリンの効果が出にくくなって糖代謝が悪くなる、摂食ホルモンが変化して食欲が増す、体の炎症が進むなど、生活習慣病やうつ病の発症に直結する心身機能の変化が比較的短期間に生じることが知られている。 一方、心地よい昼寝がどのように心や体に悪さをするのか、実はほとんど分かっていない。すぐに思いつくのは、両者の間には相関関係はあっても必ずしも因果関係はないのではないかという疑問である。つまり、風が吹いて桶屋が儲かっても、風と桶との間には直接的な関係は無いのと同様に、昼寝が直接これらの疾患を引き起こすのではなく、疾患に罹りやすい人は何らかの原因で昼寝をしがちなだけかもしれない
近年、大規模な遺伝研究コホート(遺伝子を提供するボランティア集団)を舞台に、進展著しい遺伝子解析技術を駆使することで、様々な病気や体の機能の仕組みが明らかにされつつある。睡眠医学の領域でも、最近、ハーバード大学の研究グループが昼寝の頻度と関連する遺伝子を多数見つけ、その多くが生活習慣病と関連していることを明らかにした(※)。 昼寝という日常的かつ自己選択的だと思われている行動に遺伝子が関与していたという事実にも驚きを覚えたが、見つかった遺伝子群の多くが生活習慣病やその原因となる睡眠障害の罹患リスクと関連していたのを知って“なるほど!”と膝を打つ思いであった。なぜなら、これまで疫学的事実として知られていた昼寝と生活習慣病リスクとの関係が単なる相関関係ではなく因果関係である可能性を示唆しているからだ。 さて、本連載では睡眠不足(睡眠負債)による日中の眠気や昼寝の話題はこれまで何度も取り上げてき
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