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第123回 昼寝の多さは自己責任ではなく遺伝? 昼寝と生活習慣病に関わる遺伝子を発見
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第123回 昼寝の多さは自己責任ではなく遺伝? 昼寝と生活習慣病に関わる遺伝子を発見
不眠や睡眠不足であれば生活習慣病やうつ病のリスクになるのはイメージしやすいのではないだろうか。実... 不眠や睡眠不足であれば生活習慣病やうつ病のリスクになるのはイメージしやすいのではないだろうか。実際、短時間睡眠が続いたり睡眠の質が低下したりすると、交感神経系の緊張が高まって血圧や血糖値が高くなる、抑うつやストレス反応が強まる、インスリンの効果が出にくくなって糖代謝が悪くなる、摂食ホルモンが変化して食欲が増す、体の炎症が進むなど、生活習慣病やうつ病の発症に直結する心身機能の変化が比較的短期間に生じることが知られている。 一方、心地よい昼寝がどのように心や体に悪さをするのか、実はほとんど分かっていない。すぐに思いつくのは、両者の間には相関関係はあっても必ずしも因果関係はないのではないかという疑問である。つまり、風が吹いて桶屋が儲かっても、風と桶との間には直接的な関係は無いのと同様に、昼寝が直接これらの疾患を引き起こすのではなく、疾患に罹りやすい人は何らかの原因で昼寝をしがちなだけかもしれない