ドリアの皿を下まですくったところ(サイゼリヤで提供されるミラノ風ドリア)。 ドリア(Doria)は、ピラフなど米飯の上にベシャメルソース(クリームソース)をかけてオーブンで焼いた料理[1]で、洋食のひとつ。 現在知れ渡っているドリアの原型は、1930年頃横浜ホテルニューグランドの初代総料理長であったサリー・ワイルが、体調を崩した欧州の銀行家のために即興で提供した料理であると考えられている[2]。その時提供されたものは、バターライスに芝エビのクリーム煮とベシャメルソース(ホワイトソース)をかけ、オーブンで焼き上げたものである。 好評だったこの料理は、「"Shrimp Doria"(海老と御飯の混合)」として、ア・ラ・カルトのレギュラーメニューとなり、ニューグランドの名物料理の一つとなり(ワイルのオリジナル・ドリアは、今でもニューグランドで提供されている)、それが弟子達によって他のホテルや街場