青林堂は、漫画雑誌「ガロ」をiPad用電子書籍アプリとして復活させた。9月30日、「ガロ Ver2.0」としてApp Storeで発売した。350円。 ガロは1964年から紙の雑誌として発行していた雑誌(現在は休刊中)。「カムイ伝」(白土三平)、「ねじ式」(つげ義春)、「南くんの恋人」(内田春菊)などを連載し、日本のサブカルチャー界に大きな影響を与えた。 「ガロ Ver2.0」は「作家の自由な発想・表現を発表する場所」とし、Webや同人界で活躍している作家の作品を掲載。デジタルに親しんだ20代前半~30代前半の男性をターゲットに、新しいコンテンツを提供するとしている。刊行は不定期(季刊を予定)。 10月初頭からは、「サイクル野郎」、「炭焼物語」など名作のiPadアプリも発行する。 関連記事 「出版社“中抜き”が目的ではない」 作家発の電子書籍「AiR」の思い 出版社なし・作家が集って発行し