このアイデアを一緒に考えたのは当時の文春の藤田局長で、この話を6年前に、かの有名な2社を前にして皆で議論した記憶があります。 電子書籍端末に小学生向けの推薦図書(文学全集など)を1,000冊まるごとバンドルするアイデアです。藤田さんのご意見では、昔はノーベル賞を貰うような大作家が子供向けの本を選んだそうです。今度も、最近の有力作家にお頼みして新しく選んでいただくのが良いということでした。とにかく、子供に本を読ませようという運動として作家の協力を得て、世界中から1,000冊ぐらいの「子供に読んでもらいたい本」を選んでいただき、原作家にも御協力いただき、1,000冊まるごとバンドルして、小さな子供のいる家庭に安く買ってもらったり、教育委員会に買上げてもらい小学校に置くのです。 6年前の議論では、カイロのブックフェアが話題になりました。フランクフルトのブックフェアは有名ですが、カイロのブック