武田薬品、長谷川会長ら関係役員を最大20%減俸 臨床研究への不適切関与で 産経新聞 10月3日(金)18時24分配信 武田薬品工業は3日、降圧剤「ブロプレス」の広告に臨床研究と異なる不適切なグラフや表現が使われていた問題で、長谷川閑史会長を含む関係役員の処分を発表した。該当役員の月額報酬を3カ月間、5〜20%の減額するとしているが、長谷川会長以外の対象役員名や、個々の処分内容は公表しなかった。 同社は処分の詳しい内容を非公表としたことについて、「社外弁護士を含めたコンプライアンス委員会で検討した結果、今回の公表にとどめる」としているが、理由は明らかにしていない。 臨床研究は平成13〜17年、京都大などのチームがブロプレスと別の薬を投与した高血圧症の患者で脳や心臓などの病気の発症に差があるか比べるために実施した。 この問題を調査した第三者機関の報告書によると、同社は研究者側に多額の寄付