サッポロビールは15日、大手ビール会社で初めてとなる黒ビール風味のノンアルコール飲料を5月23日に発売すると発表した。品ぞろえの多様化を図り、同飲料の需要拡大を目指す。 新製品の「プレミアムアルコールフリー ブラック」は黒ビールと同じように、焙煎した麦芽を使用。麦汁を煮沸する工程で徐々に温度を上げ、「麦芽のうまみを引き出し、まろやかな味わいにした」(同社)という。350ミリリットル缶入りで、実勢価格は140円前後。 寺坂史明社長は「商品の幅を広げ、市場をさらに活性化できる」と強調するとともに、「『黒』というジャンルの需要も喚起したい」と強調した。同社は第3のビール「麦とホップ」でも、これまで数量限定だった「黒」を通常商品として28日に発売する。 【関連記事】 サッポロがビール検定 日本のビール文化継承、需要喚起へ サントリー武蔵野ビール工場 首位走る「オールフリー」 既存の黒ビ
民主党は15日、社会保障と税の一体改革に関する合同会議を国会内で開き、14日に続き消費税率を2段階で10%まで引き上げる消費税増税関連法案について議論した。党内には「名目3%、実質2%」の経済成長率が実現できなければ増税を見送る条項を盛り込むよう求める声が浮上しており、「増税のハードルになる」として拒絶する政府・党執行部と対立。ただ、この成長率は政府が成長戦略に掲げた目標で、増税の条件にするのを避ければ目標が画餅にすぎないことを認めることになる。 「絶対に駄目だ。あれは最悪だ」。民主党税制調査会の藤井裕久会長は15日、党税調などの役員会後、経済状況が悪化した場合、増税を停止する「景気弾力条項」に数値目標を導入することに反対する考えを示した。 念頭にあるのは、小沢鋭仁元環境相らが訴える名目3%、実質2%の成長率目標。ある経済官庁幹部も「高いボールを投げられることになる」と警戒感を強める。
ニコンは15日、コンパクトデジタルカメラ「クールピクスS30」を29日に発売すると発表した。小学校低学年の子供でも使いやすいように機能や設計を工夫したのが特長。子供を想定したデジカメの開発は珍しい。市場想定価格は1万3000円前後と価格も抑えた。 新製品は子供が両手で持つことを意識して設計。丸みを帯びた本体に、レンズやフラッシュを中央に配した左右対称のデザインを採用した。メニュー画面の説明も連写を「続けてとる」、マクロ撮影を「アップでとる」といったように、分かりやすい表現に統一。水中撮影が可能な防水機能を備え、本体は衝撃にも強く、キャンプや水遊びでも安心して使える。 有効画素数は1010万画素、光学3倍ズームと基本機能も充実させた。また、写真に音声を付けられる「音声メッセージ交換機能」を搭載し、家族で写真を楽しむ仕掛けも意識した。当初の月産台数は約3万台。 【関連記事】 高速連写は
ヤフーの次期社長に内定している執行役員の宮坂学コンシューマ事業統括本部長は15日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、ヤフーが提供している各種サービスをスマートフォン(高機能携帯電話)向けに順次最適化していく方針を明らかにした。急速に普及するスマホへの対応を加速し、ユーザーの利用環境の変化に合わせてサービスの拡充を図る。 宮坂氏は「パソコンを常に持って歩くことはできないが、スマホは常に携帯している」と指摘し、新しい経営体制への移行後はスマホ対応を重視する考えを強調。その上で「顧客の多くの課題に応えるためにスマホでいろいろやりたい」と述べ、スマホ向けのサービスを拡充していく考えを示した。 ショッピングやオークション、ニュースなどインターネット上のヤフーの主なサービスはスマホ用にも既に対応しているが、よりスマホに最適化したデザインや機能を導入して、ユーザーの拡大につなげる。 同
ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は15日、東京都内で会見し、カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」の世界最大の旗艦店として16日にオープンする「ユニクロ銀座店」(東京都中央区)の売上高について、「年間100億円を目指す」と述べた。 ファストリはアジアを中心とした海外展開を積極的に進めており、ユニクロ銀座店をその象徴としたい構え。柳井氏は「銀座は『ジャパニーズ・ドリーム』の象徴。日本で最高の場所である以上に、アジアでも最高の場所だ。銀座店は世界でナンバーワンの店になれるはず」と意気込んだ。 ユニクロ銀座店は総売り場面積が約5000平方メートル、12階建てで外国人客向けに6カ国語での対応が可能で、保育士の資格を持つスタッフも常駐する。 一方、30日には、ファストリの低価格衣料チェーン「ジーユー」の都内最大の旗艦店「ジーユー銀座店」もオープン。柳井氏は「『ジーユー』をグローバルブランド
NECは15日、労働組合員約1万6000人を対象として、4月から9カ月間、月給を4%カットする緊急人件費削減策を組合に申し入れた。同社は14日の春闘の集中回答日に、年齢や勤続年数に応じて賃金が上がる定期昇給は維持し、経費節減策について労使で継続協議することを決めていた。4月以降の定昇は平均2%で、実質2%の賃下げとなる。同社が事実上の賃下げに踏み切るのは、リーマン・ショックによる業績悪化で定昇を半年間凍結した2009年以来3年ぶり。 申し入れでは、一般社員のほか、管理職の賃金も4月から当面の間5〜7%カットする。すでに2月からは役員報酬を10〜40%カットしている。グループ会社も各組合(計約3万人)に対して同様の賃金カットを申し入れる。ただ、定昇は凍結しない方針。同社は12年3月期に1000億円の連結最終赤字となる見通しで、今回の人件費削減は時間外手当のカットなども含めグループ全体で20
三菱商事は15日、世界最大の穀物メジャー、米カーギルと折半出資で、米内陸部に穀物の集荷設備を運営する合弁会社を米国に設立したことを明らかにした。中国向けに大豆やトウモロコシの需要が増えていることに対応、両社が共同で集荷設備を効率運用するのが狙い。カーギルが米国内で外資と手を組むのは初めてという。 三菱商事全額出資の米国子会社「アグレックス」とカーギルが合弁で、穀物地帯のインディアナ州デイナに、サイロと呼ばれる貯蔵庫や鉄道輸送向け貨車などの内陸集荷網施設を運営する「ACグレイン」を設立した。資本金は明らかにしていないが、施設への投資総額は計2000万ドル(約17億円)規模という。三菱商事はこれら施設から、アラバマ州に持つ輸出設備に向け大豆やトウモロコシを出荷する。今後は米西海岸の輸出設備向け集荷設備にも投資する考えだ。 三菱商事は、すでに中国最大の食品グループの中糧集団(コフコ)と食肉加
合成樹脂などの石油化学製品で値上げの動きが相次いでいる。イラン情勢の緊迫化を受けて原油相場が高止まりし、石化原料のナフサ(粗製ガソリン)の価格も騰勢を強めているためだ。石化各社は原料コストの上昇分を製品価格に転嫁して採算改善を図りたい考えだが、実需が盛り上がりに欠ける中、値上げ交渉には曲折も予想される。 各社の値上げ表明は2月下旬から加速。15日にも帝人化成が携帯電話の外装材などに使うポリカーボネート樹脂を19日出荷分から値上げすると発表した。ナフサに由来する主原料の価格が上昇しており、「合理化努力で吸収できる範囲を超えている」(同社)としている。 フィルムや容器などに使う汎用合成樹脂のポリエチレンでは旭化成ケミカルズや東ソー、住友化学が相次ぎ値上げを表明。値上げ幅はいずれも1キログラム当たり25円以上だ。電子部品や日用品などに用いるポリプロピレンも住友化学やサンアロマー(東京都品川区
警視庁滝野川署は15日、衰弱した妻を放置したとして保護責任者遺棄の疑いで東京都北区の会社員・金野昌司容疑者(44)を逮捕した。金野容疑者は「妻の様子がおかしいのに放置したことは間違いない」と容疑を認めているという。 滝野川署によると、妻で中国籍の張青霞(ちょう・せいか)さん(43)は14日に病院に運ばれたが、死亡が確認された。口の中に切り傷がある以外、目立った外傷はなく、司法解剖し、死因を調べる。金野容疑者は青霞さんと長男(10)の3人暮らし。 金野容疑者は11日夕に部屋の片付けをきっかけに口論に発展。青霞さんが騒いだため、両手や両ひざを粘着テープで縛り、約9時間後の12日未明に解いた。 逮捕容疑は、13日夕、青霞さんがメゾネットタイプの自宅アパートで意識がもうろうとした状態で倒れているのに気付いたのに、病院搬送などの措置を取らずに放置した疑い。 14日昼ごろ、金野容疑者が長男から
静岡県警静岡南署は15日までに、自宅に放火して全焼させたとして静岡市駿河区の会社員・杉山直希容疑者(31)を非現住建造物等放火の容疑で逮捕した。容疑者は昨年12月に離婚し、妻や子どもがいなくなった自宅(建物のみで2000万円相当)に一人暮らししていた。動機について「家があっても仕方ないと思った」などと供述している。 なにも家まで燃やさなくても…と思ってしまわざるをえない放火事件が発生した。 静岡南署と静岡市石田消防署によると、杉山容疑者は13日午後8時50分頃、自宅1階居間など複数か所に灯油をまき散らして火をつけ、木造3階建て住宅185平方メートルを全焼させ、敷地内に隣接する農作業用の小屋を部分焼させた疑い。火災発生直後の実況見分の際、外出先から戻っていた容疑者は「燃えてしまった」などとうろたえた様子で話していたというが、油分が検出された地点などの状況が説明と異なっていたため、署員が追
◆大相撲春場所5日目 ○把瑠都(突き出し)栃乃若●(15日・大阪府立体育会館) 4日目に土が付き綱取りへ“黄信号”がともった大関・把瑠都が、西前頭1枚目の栃乃若を突き出しで破り連敗を阻止した。5月に東日本大震災で被災した宮城県南三陸町を慰問する計画が判明。復興を後押しするためにも横綱となって被災地を訪れたい。序盤の5日目を終え全勝は横綱・白鵬、関脇・鶴竜、平幕の高安の3人だけとなった。 綱取りへ把瑠都がエンジンをかけ直した。栃乃若を立ち合いで突き放すと、すぐさま右のど輪で突き出した。4日目に鶴竜に敗れたが、夜のうちに取組のビデオを見直し、この日の朝稽古では「昨日は昨日で今日は今日」と気持ちを切り替えた。連敗を阻止した2秒9の完勝に「よかったです」と笑顔を浮かべた。 震災から1年の11日に初日を迎えた。場所前には「被災地の皆さんに勇気を与えたい」と心情を吐露していたが、夏場所後の5月に津
21日に開幕する第84回センバツ高校野球大会に出場する神村学園(鹿児島)の通信制に来月、「甲子園を目指さない」硬式野球部が発足することが15日、分かった。日本高校野球連盟(高野連)には加盟せず、元メジャーリーガーの大家友和投手(35)がゼネラルマネジャーを務める社会人野球チーム「OBC高島(大家ベースボールクラブ高島)」のユースチームとして活動。そこからダイレクトにプロやメジャーを目指すという。 2005年のセンバツで準優勝も果たした強豪校が、全く別の視点からもう一つの野球部を誕生させる。通信制で学びながら、滋賀・高島市が拠点のOBC高島の傘下として活動する「U―18」だ。神村裕之校長(52)は「野武士軍団を作りたいんですよ。何らかの理由で野球をやめてしまった人も新たな夢に挑戦してメジャーに行ってほしい」と将来像を口にする。高野連には加盟しない。むしろ、その方がアスリート育成にはメリット
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