異例の薬物調査が開催直前の夜遅くまで続いた。JRAは茨城県美浦トレーニングセンター所属馬から禁止薬物が検出された問題で開催前日の12月12日、公正確保の点から全頭調査に乗り出した。調査の結果、使用は限定的で開催中止は避けられた。 JRAは13日(土)の朝に、ホームページで『昨日の金曜夜間発売は、情報系を含む発売システム全体の点検作業、並びに現在調査中の禁止薬物関連事案に関する確認作業のため中止したものです。本日の開催には支障がないことが確認できましたので、午前7時より電話・インターネット投票での発売を開始いたします』と発表。中山競馬、阪神競馬、中京競馬は通常通りに開催される。 ◇ 12月7日の中山競馬6Rで勝った美浦・小西一男厩舎のピンクブーケ(牝2歳)から禁止薬物のカフェインが検出された問題で、JRAは中山競馬場の所轄である千葉県警船橋署に捜査を依頼した。その後、12日の夕方になっ