ナガイモは通常、いもの形から、長形種をいわゆる「ながいも」、扁形種を「いちょういも」、塊形種を「つくねいも」などとよんでいます。また長形種には「1年いも」「とっくりいも」、扁形種には「仏掌いも」、塊形種には「大和いも」「伊勢いも」「丹波やまのいも」とよばれているものもあります。 しかしこれらの間には種々の変異があり、「いちょういも」は「ながいも」の変形種ともみられ、ときには「ながいも」を生ずることもあります。また「つくねいも」から「ながいも」や「いちょういも」が出現することがあり、「ながいも」でも栽培中に扁平なばち形に近い形のいもが出現することはめずらしくありません。 このようないもの形状の変異は遺伝的なものと、環境とくに土壌環境などの影響の総合結果 によるものといのれています。したがって各地で系統分離して、いわゆる品種といわれるものでも、個体変異のかなり大きいのが特徴です。 ナガイモの歴
![神農皇帝のときに薬用として使用されていたとの記載がある『ナガイモ』 - japan-eat’s blog](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6ccf9b27ab4c890970477b3e16977f1b67ee2c81/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fj%2Fjapan-eat%2F20231016%2F20231016152655.jpg)