読売ジャイアンツ創立者にして初代オーナー、プロ野球の父ともたたえられる大人物、それが正力松太郎。 プロ野球界に遺した功績はあまりにも大きいものですが、では果たして全くの善人だったのかというと疑問符の付く人物でもあります。 今回は今日に至るプロ野球の基礎を作り上げたと言っても過言ではない正力松太郎を、功罪の両面から紐解いてみたいと思います。 1.功の部分 2.罪の部分 3.まとめ 1.功の部分 正力松太郎は1885年富山県に生まれ、1969年に84歳で亡くなるまで常に日本の中心にいた人物でした。 1924年日本では朝日新聞、毎日新聞の二強体制でしたが、その当時不振だった読売新聞を東日本最大の新聞に押し上げた人物こそ正力松太郎です。 そんな正力の遺した功績で最も大きなものの一つが、読売ジャイアンツの創設でしょう。 正力は、1934年当時まだアマチュア野球しかなかった日本にベーブルース、ルーゲー