Boston大学、Department of Psychology内Vision Sciences Laboratoryの渡辺武郎教授らが、睡眠前の画像認知の訓練で使われた領域が入眠後に活性化していることを、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)によって確認したそうだ。このような活動の活発化は訓練を行わずに寝た場合には見られず、睡眠が学習内容を「復習」するかのように強化しているのではないかとのこと(論文のアブストラクト、日本語でこの論文のアブストラクトを紹介しているBlog、これに基づくasahi.com の記事)。 従来から学習後の睡眠が学習に好影響を与えることは知られていたが、それは睡眠による疲労回復の効果かもしれないとされてきた。それが今回は視覚認知を例にとって、脳の血流動態という形でより積極的かつ具体的な例を見つけた(かもしれない=要追試)ということのようだ。