最近、といってもここ数年から十数年にかけてのことだけれども、自分が強く願ったことが叶うときというのは、自分が願ったことを少し忘れかけた頃やちょっとすっかり忘れたような頃になって、ということが少なくないような気がすることが多くなってきた気がしている。 たとえば、私の個人的なことに関して最近特にそうだなあ、と感じていることを書いてみる。 今年の初夏まで勤務していた「すこやか堂」で働くことを私は私なりに気に入っていた。広い店内をてくてくとたくさん歩くのも好きだったし、同僚やお客様の動向をネタとして拾うのもたのしい。この調子で老婆になってもここで働けるといいなあ、働きたいなあ、と思っていた。 それが、以前はなかった定年制が「すこやか堂」全社全店に導入されることになり、老婆になっても働き続けるのは無理そうになった。 他にも、個人的な契約内容のことだけでなく、なんでもないような社内規のいくつかの改訂が