韓国・南楊州で、里親に出される犬を見つめる動物愛護団体「ヒューメイン・ソサエティー・インターナショナル(HSI)」のウェンディ・ヒギンズ氏(2017年11月28日撮影)。(c)AFP PHOTO / JUNG Yeon-Je 【1月14日 AFP】韓国ソウル北郊の南楊州(Namyangju)市にある食肉用の養犬場で、ラブラドルからビーグル、雑種犬までさまざまな犬がさびたケージから次々と出されていく──。この養犬場の経営者キム・ヨンファンさん(56)が動物愛護団体との取引に応じたため、犬たちは人の食卓に上る運命から逃れることができたのだ。 最近は食用犬肉の需要が落ち込んでおり、キムさんは補償金と引き換えに養犬を欧米の里親に譲るという米国拠点の動物愛護団体「ヒューメイン・ソサエティー・インターナショナル(HSI)」からの申し出に応じることを決めた。 この3年間にHSIの申し出に応じた養犬業者は