「パンデミック・シミュレーション」という本を拝読した。国立感染症研究所の研究者の方が書かれたと認識している。当初、数理シミュレーションを期待して読み始めたが、医療経済学に関する見解が興味深く、今回なぜ議論されないのか不思議に感じた。 パンデミック・シミュレーション―感染症数理モデルの応用― (tanQブックス) 作者:大日 康史,菅原 民枝技術評論社Amazon 著者のお二人。前書きによるとお二人は09年の新型インフルエンザの時は最前線で「戦って」いらしたと。今回の新型コロナウィルスで国立感染症研究所の名前が出てこないのはなぜなのだろうと想っている。ゲノム情報を持っていると考えられている国立感染症研究所が感染状況の把握、推測をした方がはるかに正確な将来像が描けると思うのだが不思議でならない。*1 nrid.nii.ac.jp nrid.nii.ac.jp 新型インフルエンザの日本上陸前まで