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ScienceとBioに関するnminoruのブックマーク (30)

  • 日本人がノリを消化できる理由を発見、仏研究

    英科学誌ネイチャー(Nature)提供による、アマノリ属の海草に含まれる多糖類を分解する酵素を持つ海洋性バクテリア、ゾベリア・ガラクタニボラン(Zobellia galactanivorans、2010年4月6日提供)。(c)AFP/NATURE/Tristan Barbeyron 【4月8日 AFP】日人の腸が海草に含まれる多糖類を分解できるのは、分解酵素を作る遺伝子を腸内に住む細菌が海洋性の微生物から取り込んでいるためだとする論文が、8日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 フランスの海洋生物学と海洋学の研究・教育機関「ロスコフ生物学研究所(Station Biologique de Roscoff)」の研究チームは、ゾベリア・ガラクタニボラン(Zobellia galactanivorans)という海洋性バクテリアが、アマノリ属の海草に含まれる多糖類を分解する酵素を持

    日本人がノリを消化できる理由を発見、仏研究
    nminoru
    nminoru 2012/05/09
    「ヒトの腸内に住むバクテロイデス・プレビウス(Bacteroides plebeius)という微生物が、同じ酵素を作る遺伝子を持っていることが分かった」
  • 「砒素で生きる細菌」に疑問の声 | WIRED VISION

    前の記事 WikiLeaks:創設者の「独裁」体制が裏目に 「砒素で生きる細菌」に疑問の声 2010年12月 9日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Lisa Grossman 砒素。画像はWikimedia NASAの研究者らが12月2日付けで『Nature』に発表した「砒素で生きる細菌」(日語版記事)について、他の研究者たちから、研究手法などの問題点を指摘する声が上がっている。 ブリティッシュ・コロンビア大学の生物学者Rosie Redfield氏は、発見された砒素は、細胞の中ではなく、ゲルの中に存在していたものである可能性が考えられると指摘している。同氏は12月4日に、自身の研究ブログに批判を掲載し、現在までに4万ヒットの閲覧を受けている。 Redfield氏の指摘は、今回の研究では、DNAとRNAを他の生体分子から分離

  • Problem-Solving Bacteria Crack Sudoku - Slashdot

    Posted by samzenpus on Wednesday November 17, 2010 @08:27PM from the and-your-bacteria-just-stink dept. techbeat writes "A strain of Escherichia coli bacteria can now solve logic puzzles – with some help from a group of students at the University of Tokyo, Japan, reports New Scientist. The team began with 16 types of E. coli, each colony assigned a distinct genetic identity depending on which squa

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    nminoru 2010/11/18
    大腸菌が数独のパズルを解く
  • asahi.com(朝日新聞社):暗闇で56年、1300世代経たハエの求愛行動に変化 - サイエンス

    暗黒ショウジョウバエ(右)。野生型のショウジョウバエ(左)とほとんど外見は変わらない=布施直之さん提供  ショウジョウバエを56年間1300世代以上にわたって暗闇で飼育することで、京都大学が進化の謎の解明に挑んでいる。ハエは今のところ、外見の変化はほとんど見られない。しかし、求愛行動に変化が起きていることがわかってきた。  この「暗黒ショウジョウバエ」は1954年、理学部動物学教室の故森主一教授が飼い始めた。これまで計4代の教授が飼育し、光のない環境が進化にもたらす影響を調べる研究を続けている。  2007年に文部科学省の「グローバルCOE(卓越した拠点)」として、京都大で生物の多様性と進化についての研究プロジェクトが始まり、この暗黒バエが課題の一つになった。黒いプラスチックの箱の中で約100匹を飼育し、遺伝情報(ゲノム)などを総合的に調べる研究に取り組んでいる。  暗黒ショウジョウバエは

    nminoru
    nminoru 2010/09/05
    「暗闇で50年、1400世代」という記事(id:entry:17806205 http://slashdot.jp/science/09/12/09/0159250.shtml)が過去にあったが世代数が減ってないかしら?
  • 寄生虫博士は人類学にケンカを売るようです 血液型の科学 感想2 - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 タイトルそのまま。寄生虫博士は人類学や集団遺伝学が積み上げてきた知見を完全に無視しています。長文の引用になりますがお付き合いください。 P152~153(引用はじめ)>ところで、民族の血液型構成にもっとも大きな影響を与えた感染症は梅毒だと私は考えています。梅毒の感染を受けた民族の血液型分布がどのように変わっていったのか、その変遷を見てみましょう。 梅毒はもともとアメリカ大陸の地方病でした。一四九二年、コロンブス一行がアメリカ大陸からヨーロッパに持ち込んだことによって、梅毒は全世界に拡大しました。ヨーロッパからアフリカへと流行は拡がり、感染はアジアの最東端である日にも及びました。 梅毒の感染力のスピードは想像を絶するものでした。二十世紀半ばに特効薬であるペニシリンが開発され

    寄生虫博士は人類学にケンカを売るようです 血液型の科学 感想2 - ならなしとり
  • オスとメス別に進化 証拠発見 NHKニュース

    オスとメス別に進化 証拠発見 4月16日 4時51分 これまで生物の基的な形は、子孫を残すことができるメスで、オスは進化の過程でメスから生まれたと考えられてきました。ところが東京大学などのグループがメスとオスは、それぞれ別に進化してきたことを示す証拠を初めて発見し、生物の基的な形を見直す成果として注目を集めています。 この研究を行ったのは、東京大学理学系研究科の野崎久義准教授と、アメリカの研究所のグループです。これまで原始的な生物では、オスになるために欠かせない遺伝子は、見つかっていましたが、メスになるのに欠かせない遺伝子が見つかっていなかったため、生物の基的な形はメスで、オスはメスから誕生すると考えられてきました。ところが藻の一種で、精子と卵子で生殖を行う原始的な生物の「ボルボックス」を研究グループが調べたところ、世界で初めてメスになるために欠かせない遺伝子が見つかったということで

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    nminoru 2010/04/16
    記事の最後の野崎准教授の発言はNHK側に言わされているだろうなぁ。理工学者が専門的な研究成果のインタビューの後に変な人文的結論をつけるようにスタッフに「お願い」されるという話は時々聞くし。
  • 国立天文台PR:宇宙の特殊な光から地球上の生命の起源に新知見

    研究のポイント オリオン大星雲の中心部に位置する大質量星形成領域において、円偏光という特殊な光が太陽系の大きさの400倍以上のサイズにまで広がっていることを発見しました。 観測結果は、地球上の生命の素となるアミノ酸が「左型」である原因として、原始太陽系星雲がオリオン星雲のような大質量星が生まれる領域における円偏光にさらされたことを示唆しています。 [研究の概要全文はこちら] 研究は、査読付論文誌Origins of Life and Evolution of Biospheres(出版社:Springerのオランダ支社)にて受理・出版された日英豪米の共同研究です(Fukue et al. 2010 "Extended High Circular Polarization in the Orion Massive Star Forming Region: Implications for

  • 生命の起源、宇宙から飛来か…国立天文台など : ニュース : 宇宙 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    国立天文台などの国際研究チームは6日、地球上の生命の素材となるアミノ酸が宇宙から飛来したとする説を裏付ける有力な証拠を発見したと発表した。 アミノ酸には「右型」と「左型」があるが、人類を含む地球の生物は左型のアミノ酸でできている。しかし、通常の化学反応では左右ほぼ等量ずつできるため、なぜ地球の生物にアミノ酸の偏りがあるのかは大きな謎となっていた。 研究チームは、南アフリカにある近赤外線望遠鏡を使って、地球から1500光年離れたオリオン大星雲の中心部を観測。アミノ酸をどちらか一方に偏らせてしまう「円偏光(えんへんこう)」という特殊な光が、太陽系の400倍という広大な範囲を照らしていることを初めて突き止めた。 この領域には、右型のアミノ酸を壊して地球のように左型ばかりにする円偏光と、右型ばかりにする円偏光の2種類があることも分かった。アミノ酸は地球上で落雷などによって作られたとする説もあるが、

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    nminoru 2010/04/07
    ベターマン…。
  • 納豆ネバネバで濁りスッキリ…6時間で池の水浄化 : 科学 ピックアップ : 経済 科学 : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    納豆のネバネバ成分を利用した水質浄化剤を使って、濁った池をきれいにする実証実験が3日、大阪市内で行われた。緑褐色のアオコなどに覆われていた池が、約6時間後には底まで透き通った。短時間で効果が表れ、生態系への負荷も少ない水質浄化法として注目されそうだ。 水面から15センチ下までしか見えなかった杭全(くまた)神社(平野区)の池で、浄化剤4キロを水に溶かしてホースでまくと、濁りが凝集し始め、2〜3時間後には塊が水面に浮かんだ。流出油の拡散を防ぐのに使われるフェンスを使って塊を除去すると約1メートル下の池の底が見え、小魚やエビの姿も確認できた。 浄化剤は、納豆の糸に含まれるポリグルタミン酸が主成分の粉末で、濁りの原因物質を効率よくからめ取り、魚などには害を与えない。水処理剤メーカーの日ポリグル(大阪市)が2002年に実用化した。

    nminoru
    nminoru 2010/04/04
    「もやしもん」でやっていたがここまで劇的に改善するんだね。
  • 「光合成は量子コンピューティング」:複数箇所に同時存在 | WIRED VISION

    前の記事 ネット時代で「読む量」が急増:研究結果 「光合成は量子コンピューティング」:複数箇所に同時存在 2010年2月10日 Brandon Keim Image credit: Bùi Linh Ngân/Flickr 光合成は、植物や細菌が用いる光エネルギーの捕捉プロセスだが、その効率の良さは人間の技術では追いつかないほど優れている。このほど、個々の分子に1000兆分の1秒のレーザーパルスを当てる手法によって、光合成に量子物理学が作用している証拠が確認された。 量子の「魔法」が起きているとみられるのは、1つの光合成細胞に何百万と存在する集光タンパク質の中だ。集光タンパク質は、[集めた光]エネルギーを、光子に感受性のある分子内で回転している電子から、近くの反応中心タンパク質へと輸送し、そこで光エネルギーは細胞を動かすエネルギーへと変換される。 この輸送の過程で、エネルギーはほとんど失わ

  • ヒトゲノムに4000万年前のウイルス遺伝子、阪大が発見

    【1月8日 AFP】ヒトの全遺伝情報(ゲノム)のなかに、人類の祖先が4000万年以上前に感染したとみられるウイルスの遺伝子の一部が取り込まれていることを、大阪大学(Osaka University)などの研究チームが発見した。7日の英科学誌ネイチャー(Nature)で発表された。 このウイルスは1970年代に発見された「ボルナウイルス」で、動物の脳に感染しやすい。ヒトの疾患との関係や感染経路ははっきりしていない。 大阪大学の朝長啓造(Keizo Tomonaga)准教授らのチームは、ヒトや類人猿、ゾウ、有袋類やげっ歯類など哺乳類のDNAを比較分析した結果、さまざまな動物で、ボルナウイルスの遺伝子配列の一部が組み込まれていることを発見した。ヒトのゲノムのなかでは数か所で見つかった。 ヒトゲノムの8%がウイルスに由来する遺伝子と言われるが、これまで脊椎(せきつい)動物のゲノム内に遺伝子が組み込

    ヒトゲノムに4000万年前のウイルス遺伝子、阪大が発見
  • https://care.diabetesjournals.org/content/32/12/2184.abstract

  • 何度も痛い目に遭う人、脳内物質が不足…阪大 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    何度も痛い目に遭う人は、脳内の神経伝達物質「セロトニン」が不足している――。大阪大社会経済研究所の田中沙織・特任准教授らのグループが、研究結果をまとめた。 借金を重ねる多重債務などの問題行動を解明できる可能性があるという。16日の米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」電子版に発表した。 セロトニンは「トリプトファン」というアミノ酸などから脳内で作られ、精神的な活動に欠かせない。トリプトファンを含む飲料を男性21人に飲ませて実験。濃さは「過剰」「通常」「不足」の三つに分けた。 脳内でセロトニンへ変化した後、選んだ図形に応じて報酬が変化するゲームを1人660回実施。図形は8種類で、賞金がもらえるものと罰金を払うものがある。賞金と罰金のペアごとに示し、賞金はより多く、罰金はより少ないものを選ぶよう促した。 より少ない罰金を選択する問題で、セロトニンが不足している人は、正解が3問後(約1

    nminoru
    nminoru 2009/12/17
    将来的に薬で直るかもしれませんね。
  • 遺伝子組み換え食品で具体的な被害って出てるんですか? - 現在のところ、遺伝子組換え食品・製品による被害は出ていません。昭... - Yahoo!知恵袋

    https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1133653561 現在のところ、遺伝子組換え品・製品による被害は出ていません。 昭和電工トリプトファン事件についてですが、 確かに、そのような事件はありました。 「遺伝子組換えにより不純物が生じ、それが被害をもたらした」 と当初考えられていました。 しかし、その「不純物」と同じ物質は 遺伝子組換えしていない場合にも生じることが後に、わかっています。 確かにその不純物には毒性がありましたが、 製品に含まれている量よりもはるかに大量に摂取してようやく影響が出る程度のものです。 結局、あの事件は「トリプトファンの過剰摂取」が原因であり、 遺伝子組換えとは関係のない事件です。 (遺伝子組換えしていないトリプトファンでも過剰摂取で同じ被害が出ています) 参考 http://yos

    遺伝子組み換え食品で具体的な被害って出てるんですか? - 現在のところ、遺伝子組換え食品・製品による被害は出ていません。昭... - Yahoo!知恵袋
  • 筋ジス患者から、異常な遺伝子を修復したiPS細胞の作製に成功 鳥取大 - ここは (*゚∀゚)ゞカガクニュース隊だった

    全身の筋肉が徐々に弱くなるデュシェンヌ型筋ジストロフィーの患者の細胞から、異常な遺伝子を修復したiPS細胞を作ることに、鳥取大の香月康宏助教らが成功した。 正常な筋肉細胞を移植する治療につながる成果で、8日付米国遺伝子治療学会誌電子版に発表した。この病気は、筋肉の構造を保つジストロフィンというたんぱく質を作る遺伝子が欠損し、10歳ごろから歩行が困難に。ジストロフィンは、筋肉の種類ごとに計18種類ものたんぱく質を作り分ける大きな遺伝子で、修復が難しかった。 香月助教は、人の染色体から作製した人工染色体を利用。ジストロフィンを組み込んだ人工染色体を患者の皮膚細胞に入れ、ジストロフィンが正常に機能することに成功。さらにこの細胞から作ったiPS細胞で、正常なジストロフィンを持つ筋肉細胞ができることを確認した。 筋ジストロフィーの治療法開発を巡っては、京都大が今年3月、正常なマウスのiPS細胞から作

  • 暗闇50年、ハエ「進化」…1400世代飼育 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    ショウジョウバエを50年以上、約1400世代にわたって真っ暗な中で飼い続けると、姿や生殖行動などに変化が起きることが、京都大の研究でわかった。 生物の進化の謎を実験によって解き明かす初の成果として注目を集めそうだ。横浜市で開かれる日分子生物学会で9日発表する。 1954年、理学部動物学教室の森主一(しゅいち)教授(2007年2月死去)が、暗室でハエの飼育を開始。以来、歴代の教員や学生らが、遺伝学の実験用に代々育ててきた。 暗室のハエは、においを感じる全身の感覚毛が約10%伸びて、嗅覚(きゅうかく)が発達。互いをフェロモンの違いで察知して繁殖し、通常のハエとは一緒に飼ってもほとんど交尾しなくなっていた。 全遺伝情報を解読した結果、嗅覚やフェロモンに関する遺伝子など、約40万か所でDNA配列の変異が見つかった。視覚にかかわる遺伝子の一部も変異していたが、光には敏感に反応するので視覚はあるらし

    nminoru
    nminoru 2009/12/08
    50年もかけてたった1400世代…。大腸菌(http://bit.ly/8dgFIB id:entry:16872152)より世代間隔が長いし、大腸菌は冷凍しておいてやり直せる。神よ生物学者に大腸菌と蝿の中間ぐらいの生物を与えたまえ。
  • 米エネルギー省が焦点を定める、3つの環境新技術 | WIRED VISION

    前の記事 「三角形の雪の結晶」の謎、解明される 米エネルギー省が焦点を定める、3つの環境新技術 2009年12月 8日 Alexis Madrigal サンディア米国立研究所にある、太陽光を利用して二酸化炭素から液体燃料を生み出す実験炉(日語版記事) 米エネルギー省(DOE)の先端研究プロジェクト庁(ARPA-E, Advanced Research Projects Agency-Energy)は、エネルギー省の新部門であり、ハイリスク・ハイリターンの革新的な研究に特化している。同庁はこのほど、今回で2回目となる研究助成金プログラムの募集を開始した。 今回は、研究助成金の対象が3つの研究分野に絞られた。自動車のバッテリー、太陽光と二酸化炭素を燃料に直接変換できる微生物、そして、炭素を捕捉する新しい物質の研究という3分野に対して、総額1億ドルが支給される。 これらは、社会全体を変える影響

  • 「生命の基本サブルーチン」を解析 | WIRED VISION

    前の記事 「孤独感は伝染する」:研究方法に疑問も 「生命の基サブルーチン」を解析 2009年12月 3日 Brandon Keim (左)M. pneumoniae細胞の3次元図。(右)アミノ酸を合成するリボソームと、細胞のタンパク質との相互作用マップ Image credit: Science ある生物をかつてないほど徹底的に解析した結果、生命の基サブルーチンともいうべきベータコードが得られた。そして、最も単純な部類の生物でさえ、研究者が考えていたより複雑な存在であることが明らかになった。 その生物とは、Mycoplasma pneumoniae(マイコプラズマ・ニューモニエ、肺炎マイコプラズマ)という真正細菌で、独立生存する微生物としては最も単純なものの部類に入る。M. pneumoniaeの解析は、この細菌の遺伝子調節、タンパク質産生、および細胞構造に関するデータを組み合わせる形

  • DNAの3次元構造が生物進化に影響する

    <研究の背景と経緯> DNAに起こる変異は、ダーウィンによる自然選択進化説と、元 国立遺伝学研究所 名誉教授の木村 資生による中立進化説の2つの補完する原理により解釈されてきましたが、1990年代後半にDNAの3次元的構造(ヌクレオソーム構造、図1)がDNAの変異に影響を与える可能性を示唆する実験結果が報告されました。出芽酵母DNAの一部の領域に塩基置換を放射線により導入し、修復されるまでの時間を計測したところ、3次元構造の位置によって修復時間が顕著に違うことが観測されたのです。DNA3次元構造が進化に影響するという視点は新たな進化の原理として注目されます。 すると自然における進化の過程でも同様に、DNAの変異する率が3次元構造の位置で異なってくるのか? という疑問が沸きます。しかし、この疑問に答えるには、DNA全体が解読されていること、2つの近縁種のDNAを比較して変異の状態を網羅的に調

  • 世界初、成人細胞でiPS 自身の組織で安全 山中・京大教授ら  (1/2ページ) - MSN産経ニュース

    成人のヒトの皮膚線維芽(せんいが)細胞から作製した人工多能性幹細胞(iPS細胞)をそのまま増殖させることに、京都大学の山中伸弥教授(分子生物学)と高橋和利講師(同)らの研究チームが成功し、2日付(日時間)の米科学誌「プロスワン」(電子版)に掲載された。胎児の皮膚線維芽細胞を使っての成功例はあるが、成人では世界で初めて。 これまで、細胞の増殖を助けるマウスの線維芽細胞に、ヒトの線維芽細胞から作製したiPS細胞をまいて増殖させる方法が一般的だったが、マウスにウイルスがある可能性があり安全性が問題となっていた。 研究チームは、30代〜70代の成人計3人から採取したヒトの皮膚線維芽細胞を一皿ずつ入れ、iPS細胞の作製に必要な4因子をそれぞれ導入して作製。その後、自然に増殖し約130日間でそれぞれ10倍以上に増えた。遺伝子解析を行ったところ、増殖したヒトiPS細胞は正常に分化していることも確認でき