シリア政権軍が化学兵器使用 18年の攻撃―OPCW報告書 2021年04月12日22時15分 【ブリュッセル時事】化学兵器禁止機関(OPCW、オランダ・ハーグ)は12日、2018年2月にシリア北西部イドリブ県で起きた化学兵器攻撃は、アサド政権軍によるものだと結論付ける調査報告書を公表した。 〔写真特集〕シリア内戦 OPCWがアサド政権による化学兵器使用を認定するのは、17年3月の攻撃に関する昨年4月公表の報告以来、2例目。シリア内戦ではこれまで化学兵器がたびたび使用されたことが確認されているが、アサド政権は一貫して関与を否定している。 今回の報告書では、シリア空軍のヘリコプターが18年2月4日にイドリブ県のサラキブ東部で塩素ガスのシリンダーを少なくとも1個投下したと考える「合理的な根拠がある」と結論付けた。塩素ガスは広範囲に拡散し、12人が被害を受けたという。 国際 コメントをする
![シリア政権軍が化学兵器使用 18年の攻撃―OPCW報告書:時事ドットコム](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d48bcd549d45bfa2074b28f4aaf48992d371718e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.jiji.com%2Fimg%2Fjijicom_og_image.png)