米IBMは2009年10月9日、DBMS(データベース管理システム)ソフト「DB2 9.7」のオプション機能として、ディスク共有型のクラスタ機能を11月に追加すると発表した。名称は「DB2 pureScale」。オラクルのクラスタソフト「Real Application Clusters(RAC)」と同様のアーキテクチャを採用し、トランザクション系DBのパフォーマンス、および可用性の向上を図った。 IBMはこれまでディスク非共有(シェアドナッシング)型のクラスタソフトを採用していた。DB2 pureScaleでは、一つのディスク装置上のデータに対して複数のノードが同時アクセスできる。ノード間でデータロックの情報などを共有することで実現している。 ディスク共有型のクラスタ構成は、ノード追加によるスケールアウトが可能だ。半面、ノード数の増加に伴うオーバーヘッドが指摘されている。pureScal
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