中編でも取り上げたように、当面はHPCC(High Performance Computing Cluster)での利用が中心となるInfiniBandだが、将来的にはデータセンター内での活用も期待されている。後編では、InfiniBandによるデータセンターのファブリック統合やデータベースクラスタでの活用例について解説していく。 ■ データセンター内での活躍が期待されるInfiniBand インターネット販売やオンラインバンキングといった多数のユーザーを対象とするインターネットサービスでは、システム全体の処理性能や信頼性、アプリケーション開発の柔軟性を高めるために、複数のサーバーを階層的に配置し、それぞれのサーバーに役割分担をさせる多階層モデルが採用されている。そして、それぞれの階層をティア(tier)と呼ぶ。特に、Web経由でサービスを提供するWebソリューション向けのシステムでは、ユ
大手IT企業のサポートによって、華々しくデビューを飾った超高速インターフェイス規格「InfiniBand」。しかし、InfiniBandの最大かつ最強のサポーターだったIntelがInfiniBand用チップの市場から撤退することを発表し、それに追い打ちをかけるかのようにMicrosoftはWindows Server 2003でInfiniBandをネイティブサポートしないことを発表した。こうした理由から、メディア関係者の多くは、InfiniBandから次第に距離を置くようになった。 筆者は、そんなメディア関係者に不人気のテクノロジを追うのが趣味なのだが(笑)、最近InfiniBandについていろいろと調べてみたところ、実は地味ながらも着実に頑張っていることが分かった。だったら、もう一度InfiniBandに光を与えてやろうではないか。ということで、エンタープライズシステムの視点から見た
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く