ICTを平和目的に積極的に活用しようという動き「PeaceTech」。その推進者の1人である金野索一氏が、PeaceTechのキーパーソンに会い、その取り組みや思いを語ってもらう。(菊池 隆裕=日経BPイノベーションICT研究所) 平和のためのテクノロジー利用である「PeaceTech」を体現している日本人経営者、7人目のゲストは原丈人氏だ。原氏は、27歳まで中米で考古学調査に携わっていた。その研究資金を稼ぐため、スタンフォード大学のMBA(経営学修士)課程に学び、国連フェローを務めるとともに技術系ベンチャー企業を立ち上げた。それがきっかけでシリコンバレーを拠点に活動するベンチャーキャピタリスト(VC)となって現在に至る。現在は、株式資本主義や国家資本主義でもない「公益資本主義」を唱え、貧困層の幸福を追求している。 バングラデシュで遠隔教育を推進 原氏は2000年以来、PUC(パーベイシブ
![途上国を悩ます「貧困の根源」の根絶に挑む](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9fee1f98e0a6ab44e8675626dbb39776eb110909/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fcolumn%2F17%2F030200062%2F061200010%2Ftopm.jpg%3F20220512)