パソコンを使ったオフィスワークの定型業務を、コンピュータソフトのロボットに肩代わりさせて自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)。人材確保が難しくなるなか、オフィス人材の有効活用を促す策として注目を集めている。今回はその仕組みを解説しよう。 RPAの開発面での特徴は、プログラミングが不要なこと。オフィスワーカーがパソコンで処理していく手順をいったん覚え込ませれば、ソフトウエアロボットがその手順を繰り返し再現できるようにしている。 RPAテクノロジーズ(東京・港)が提供するRPA専用ソフト「BizRobo!」では、設定画面で操作したいシステムやウェブサイトの画面を開き、「ボタンをクリック」「データの抽出」といった操作内容を指定していく。これを複数のシステムにわたって行い、一連の処理手順として登録。するとその流れに沿って、ロボットが処理を実行する。 エクセルのマクロに似た仕