厳しい経営環境を乗り切るため,多くの企業が営業戦略を変える,あるいは情報システムを刷新するといった改革を実施している。しかし,その戦略に基づいて行動したり,情報システムを活用する現場の社員の意識が変わらず,改革が進まないケースが後を絶たない。なぜ社員の意識は変わらないのか。変えるためにはどうすればいいのか。こんな疑問から,『日経情報ストラテジー』の最新号で「意識改革の技術」という特集を企画した。 取材の過程で,社員の意識改革を促すために不可欠なものとして,「本気」「本音」「本当」という3つのキーワードが浮かび上がってきた。改革において,現場の社員に行動を起こさせるには,(1)部下にコミットメント(約束)を求めるのではなく,経営層こそが部下の要望に対してコミットメントを与え,「本気」であることを示す,(2)建前だけの空疎な議論を繰り返すのではなく,真の問題を浮かび上がらせるために「本音」で語
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