コンビニの店舗数は増えるが出版物の総売上は減る一方以前はコンビニ(コンビニエンスストア)では欠かせない存在だった雑誌をはじめとする出版物も、昨今では肩身の狭い立場に置かれるようになった。費用対効果の問題などから、配置場所が狭くなる、イートインコーナーに代わられる状況も多々見受けられる。その出版物とコンビニの関係について、日販による『出版物販売額の実態』最新版(2017年版)のデータを基に、コンビニ業界全体と印刷物の関係を確認する。 まずはコンビニにおける出版物売上高とコンビニ店舗数。店舗数を併記したのは、単に売上だけの推移では「店舗数の増減も売上と関係することから、コンビニにおける出版物のポジションの変化がつかみにくい」から。コンビニ店舗数は増加傾向にあるが、それに反してコンビニでの出版物の販売額は減少の一途をたどっている。 ↑ コンビニの店舗数とコンビニにおける出版物売上高店舗数は200