今日の日本は、さまざまな種類のラーメン店が群雄割拠している。その中でも、カルト的な人気を誇っているジャンルが「ラーメン二郎」こと二郎系。 三田店を筆頭に西は京都、北は札幌と日本各地で圧倒的な支持を得ている。 また、インスパイアといわれる二郎グループ外のラーメン屋も点在している状況だ。その中で、今年の初めに出店した「豚ラーメン板橋店」の店長はインスパイア系列大手や、二郎某店で働いた経験があるやり手だ。今回、我々の知らない二郎系の世界を少しだけ覗かせて頂いた。 「二郎」に対する印象は良くなかった ――まず、店長が二郎系ラーメンを作り始めたきっかけを教えてください。 最初は二郎系をやろうと思っていませんでした。ある日、二郎を食べたことがあったんですけど、全然口に合わなくて(笑)。その時は「二度と食わない!」と思うぐらいで、しばらく食べませんでした。それから21歳ぐらいの時に、別のお店で二郎を食べ