風の町の話です。 ニューヨーク・タイムズが報じたところによりますと、米国オレゴン州コロンビア・リバー峡谷の近くにあるとあるエリアは風によって大きな利益を得ているのです。この地域には300フィート(約91メートル)サイズの風力タービンが数百台設置されています。例えばShermanという町には、風力タービンがあるという理由で2010年の1年間で300万ドル(約2.4億円)が支払われました。この金額のほとんどは、風力タービン施設に土地を提供している農場主へ支払われますが、それ以外でも町人1735人全員に町の景観を損なった代償として1人頭590ドル(約4万7000円)が支払われます。過去9年間で町が得た利益は1750万ドル(約14億円)にもなります。風力タービンによって得たお金で学校には素晴らしい設備、公民館が2つ、図書館に橋が町に作られました。どれも、風力タービンなしでは実現できなった設備です。