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ブックマーク / arisan-2.hatenadiary.org (23)

  • 誇りと分裂 - Arisanのノート

    『日が誇るべきこと、省みること、そして内外に伝えるべきこと〜「慰安婦」問題の理解のために』 http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20130525-00025178/ このインタビューの中で大沼氏が語っているように、個々の被害者の在り方は当然ながら多様であり、そのなかにはきっと、「女性基金」のような形でも救済(謝罪や補償)に応じたいという方たちも居られたであろう。 その人に関しては、たしかに両国の国家の理屈や国民的な論理といったものからは、こぼれ落ちてしまうことになるだろうと思う。だから、このような民間の形をとってでも救済することは、時には必要であったり、貴重な人間的な尽力であるのだろう。 そこまではよい。 だが問題は、そのこと(「女性基金」のような民間の活動)が、もし来国家が為すべき謝罪や責任の明確化や補償といったことの、免責や曖昧化に

    誇りと分裂 - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2013/05/29
    誇りなんぞ誇れることをやった結果で、この面については立派だけどこの面ではダメダメなんて何処にもある話。肝心なのはダメダメの方に謙虚に向かい合うこと
  • 下地さん(モジモジさん)の声明と署名のお願い - Arisanのノート

    ご存知の方が多いと思いますが、はてなでは「モジモジ」さんとして知られ、3・11以後は大阪で反原発・被曝反対の運動を熱心に続けてこられた下地真樹さんが、9日日曜日に不当逮捕され、拘留されています。 10月以降多くの逮捕者を出している、大阪での一連の弾圧のなかでの出来事です。 その下地さんからの声明文が出ましたので、下に転載します。 http://blog.goo.ne.jp/garekitaiho1113/e/79c68fd4e86da4ec02b2e01a5188052b また、即時釈放と謝罪を求めての署名も募られており、以下から署名できるようです。 (あわせて、勤務先の大学に処分を行わないように求める嘆願書もアップされています。) ご協力をお願いします。 http://keepcivicactivity.jimdo.com/ 逮捕状の被疑事実は、すべて、事実ではありません。当日現場にいた

    下地さん(モジモジさん)の声明と署名のお願い - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2012/12/21
    俺は原発事故以後のモジモジ氏の言動を全く評価しない.瓦礫の広域処理への反対活動について言えば『困ったもんだ』と思っている。しかし今回の逮捕の不当性は明らかで署名を郵送した(俺一人だが
  • 『市民社会とは何か』 - Arisanのノート

    市民社会とは何か?基概念の系譜 (平凡社新書) 作者: 植村邦彦出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2010/12/16メディア: 新書購入: 4人 クリック: 80回この商品を含むブログ (33件) を見る 「市民社会」という日語の概念をめぐる混乱の原因を、アリストテレス政治哲学の西洋思想史における受容の歴史にまでさかのぼって詳細に整理、分析。 また後半では、いわゆる講座派以後の、日における「市民社会論」の特異な展開をたどる。 非常に重厚で刺激的な著作である。 (以下は、内容紹介というより読んだ感想を書いてます。内容については、現物に当たってください。お勧めです。) ぼくはこのを読んで、たとえば自由主義(ロック)と共和主義(ルソー)がどういう風に対立するものかが、はじめて腑に落ちた。 自由主義は私的所有の原理にもとづく自由経済社会の思想で、その弊害を批判して自由の制限(譲渡)を唱

  • 東京都知事選について - Arisanのノート

    東京都知事選について、「ひどい候補者ばかり名前があがって、最悪だ」という声を聞く。 そのことが、日の民主主義の現状のひどさを示している、と評論する声も多い。 ぼくは、それはちょっと違うと思う。 どんなひどい人間でも、法の規定に反さない限り選挙に立ってしまうのは、民主制をとっているからには、基的に仕方がない。 民主主義というのは、そういう致命的な欠点をもっているのだ。 だから他の道をとることも可能だが、ぼくは無根拠に民主制の方を選ぶ。 フランスでも、極右政党の党首が大統領選に出たことはあった。 日と違うのは、有権者が彼を当選させないために団結した、ということである。 サルコジやベルルスコーニやブッシュのようなひどい人間が指導者になることもある。 日と違うのは、彼らに反対するデモが、しばしば大都市の街路を埋め尽くす、ということである。 都知事選をめぐる状況がひどいのは、「ひどい候補者ば

    東京都知事選について - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2011/03/09
    俺も色々あって日本共産党は大嫌い(ミヤケンの昔よりマシになったのは認める)なのだが今東京都民だったとしたら迷わず小池に入れる。(先の名古屋市長選でもそうした)
  • 郭沫若・日本の旅 - Arisanのノート

    随行記 郭沫若・日の旅 作者: 劉徳有,Liu Deyou,村山孚出版社/メーカー: サイマル出版会発売日: 1992/10メディア: 単行 クリック: 13回この商品を含むブログ (1件) を見る 一番私どもに感銘を与えたのは、変化といえば変化ですが、人間と人間の関係、われわれとあなた方との間の感情が昔と違ったような感じがします。それは一番深く私に感銘を与えました。 学生時代、それから亡命の時代は、先生もご承知の通り、私の国が悲惨な運命に陥っている時代ですから、非常に肩身が狭かったのです。学校の先生からは愛され、同窓の間に友達もたくさんありますけれども、お国の方一般からは、これは無理もないですが、疎隔があったのです。もっと率直にいえば、軽蔑しているというようなところがありました。ところが今度来ると、そういうところが違ったのです。兄弟のような感じです。ことに田舎に行くと、ほんとうに真心

    郭沫若・日本の旅 - Arisanのノート
  • 憂鬱な判決 - Arisanのノート

    耳かき店員ら殺害被告に無期懲役 裁判員裁判、死刑回避http://www.asahi.com/national/update/1101/TKY201011010293.html 念のために書いておくが、私は死刑制度に反対だし、無期懲役ということにも疑問を持っている。 また、「遺族の気持ちを考えれば」という言い方があるが、それを実際の処罰、とりわけ死刑に結びつけるのは、その心情を尊重すればこそ、するべきではないことだという気がする。そのことも含めて、「処罰感情」という主語の分からない(遺族のなのか、大衆一般のなのか、誰のなのか)言葉を使うこと自体が、感情というものの安売りだと思う。 だから、今回の判決そのものに不満があるわけではない。 「死刑か無期か」という二択そのものをよしとしないので、「この判決でよかった」とは言えないが、それでも死刑判決が出なかったことは、良かったとは思う。 あれほど事

    憂鬱な判決 - Arisanのノート
  • サルトル『植民地の問題』 - Arisanのノート

    植民地の問題 作者: J.‐P.サルトル,Jean‐Paul Sartre,多田道太郎,鈴木道彦,浦野衣子,渡辺淳,海老坂武,加藤晴久出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2000/02メディア: 単行購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (3件) を見る おそらく、サルトルの数多い著作の中でも、日でもっとも広く読まれてきたもののひとつだと思うが、そのなかから、ここでは「ヴェトナム戦争犯罪国際法廷」いわゆる「ラッセル法廷」に関連する文章のひとつ、「ジェノサイド」の一節をとりあげる。 同法廷で議長を務めたサルトルは、この文章で、アメリカによるヴェトナムでの軍事行動が「ジェノサイド」と呼ばれるべきものであることを論証していく。 この論証の全体は鬼気迫るものだが、私がもっとも関心をひかれたのは、ヴェトナムに送り込まれて残虐行為を行うアメリカ兵たちについて述べられた箇所である。

    サルトル『植民地の問題』 - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2010/03/07
  • 「暴力団と同じ」なのは誰だ - Arisanのノート

    もうなんだろうな、この人は。 http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030201001065.html http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030301000347.html http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK201003030067.html 「金を出してやるから、こちらの条件を呑め」というわけか。 無償化の対象から外すというのが差別だといってるのに、その差別を政府が実行することの是認(支持)を前提とした上で、それに乗じて、金を餌に自分の要求を飲ませて相手を言いなりにしようという魂胆。そう言われても仕方がないよ。 それこそ「暴力団と同じ」(暴力団の方々には失礼だが、知事の言葉を引いて)なんじゃないの? 無償化の対象から除外するということが、どういう意味で当事者たちの

    「暴力団と同じ」なのは誰だ - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2010/03/04
    まあ、確かにゲスって意味ではこいつは一貫してるわ
  • 差別の復権 - Arisanのノート

    「猿虎日記」さんに、今回の朝鮮学校対象除外問題についての政府への要請書への賛同の呼びかけ文が載りました。 「高校無償化」制度の朝鮮学校( 高級部)への適用を求める要請書(転載) http://d.hatena.ne.jp/sarutora/20100301 締め切りは、3日早朝です。 以下、そのまま文面を転載させていただき、蛇足ですが、末尾に関連して記事を書き加えます。 (以下転載) 高校無償化の朝鮮高校排除の動きに対し、以下の要請書を政府に提出するよう運動が行われています。 ぜひ賛同してください。 賛同は、個人でも団体でもかまいません。賛同の方は、3月3日 午前7時までに、 koshida@jca.apc.org あるいは、FAX:  011-596-3683 011-596-3683 まで返信してください。 また、知り合いの方にも知らせてください。 「高校無償化」制度の朝鮮学校( 高級

    差別の復権 - Arisanのノート
  • 朝青龍引退 - Arisanのノート

    はるばる遠い国から来て、相撲というものの発展と興隆のために尽くしてくれたのに、引退にあたって一言のねぎらいの言葉も言えない、相撲関係者や評論家、マスコミ。 この国の「国民の品格」をよく示してるよ。 聞こえてくるのは、せいぜいが(私自身もそう思ったが)「いい相撲が見られなくなるのが残念だ」というような声で、当人の存在がうしなわれる痛みや、その心の在り様までを慮った発言は、ほとんど聞かれない。 そのわれわれの社会の荒廃した心が、あの若者を追い詰め、荒ぶれた心にし、暴行事件まで引き起こしたのだ。 引退の会見で、「はるばる遠い草原の国から来て・・・」という風に言ったというが、きっと当人にとっては、日で得たものも大きかったが、傷ついたもの、失った精神的なものも大きかっただろう。 攻撃と偏見にさらされ続けた、その荒ぶれた心を、当に受けとめてくれる人が、周囲にあまりにも少なかったか、それとも居たとし

    朝青龍引退 - Arisanのノート
  • 『自由の壁』 - Arisanのノート

    自由の壁 (集英社新書) [ 鈴木貞美 ] ジャンル: ・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 756円 このの第一章では、明治以後近代化と共に日に入ってきたものと思われがちな「自由」の概念が、江戸時代以前の日において独自に成熟していたものだということが説明される。 それには中国からの影響が非常に大きかった。 近代化(西洋化)に先立つ、江戸時代の日の思想・社会の独自な成熟に着目する論は少なくないが、ここでの特徴は、この中国、特に陽明学(王陽明、李卓吾など)の影響を重視していることだ。 ぼくには、この部分が一番面白かった。 著者によると、王陽明らの思想は、朱子学の「性即理」(現実世界が「理」にそって運行していることを重視する)に対して「心即理」という立場に立ち、「情」を含めて人間に『自然に備わっているものを自由闊達に発現』するべきことを

  • 大事なことが抜けている - Arisanのノート

    ぼくが住んでる近くは、特別変った史跡のようなものもないのだが、ひとつだけ立派な碑の立ってるところがある。 三義塚、というのがそれである。 http://www.yama-r.jp/nittyu/jomaku/index.html 1932年(昭和7年)2月、西村真琴博士は戦争で傷ついた人々を救援するため、奉仕団の団長として中国を訪れ、活動していました。 上海市を訪れた時、 戦乱で廃墟となった三義里街の一隅に、飢えて飛べなくなった鳩を見つけ介抱しながら日に連れて帰りました。 鳩は「三義」と名付けられ、はじめは新聞社の鳩舎に入れましたが、他の鳩ともよく馴れたので、とくに仲のよい一羽とともに、豊中市穂積(現在の服部西町)の自宅で家族同様に育てました。 博士は小鳩が生まれたら、日中国友好の証しとして上海市に送るつもりでした。講演会のたびに仲のよいこの鳩を伴ない、鳩をとおして両国民の親善を説い

    大事なことが抜けている - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2009/04/03
    『それを書いてこそ、この詩に込められた魯迅の思いの深さ、大きさも、人々に理解されるというものだろうに。』
  • 非正規公務員問題 - Arisanのノート

    土曜日の昼間のテレ東の番組(田勢さんという人と大江アナの出てる奴)でやってたけど、今ハローワークなどに派遣切りとかで仕事を失った人たちが詰め掛けて大変だというのを、よくニュースでやってるが、その相談に当たっている職員の約7割が非正規公務員なのだそうだ。 年金問題でも、派遣された非正規の職員に入力作業をやらせてたことが問題になってたけど、あの後始末で問い合わせや苦情の対応に当たったのも、多くが非正規公務員。 この人たちは、もちろん給料も非常に低い上、雇用も恐ろしく不安定で、番組で紹介されてたのは、ある地域の社会保険事務所の正式な辞令の文書らしいのだが、「日給7100円、期日は一日とする」とあり、つまり一日限りの日雇いの辞令である。 ハローワークの相談に当たっている大半が、自分自身がそういった境遇の非正規の人だというのも、なんとも変な感じがするが、年金問題だと、自分より明らかにお金を持ってそう

    非正規公務員問題 - Arisanのノート
  • イスラエル問題と声の排除 - Arisanのノート

    29日に、日ではまた4名の死刑囚に対する刑の執行があったことが伝えられたが、イスラエルが「通常犯罪」に関しては死刑を廃止しており、国際的にも死刑廃止をめぐる議論の場で積極的な役割を果たしていることは、よく知られている。 このことに限らず、イスラエルという国は、その軍事的な外見とは裏腹に、制度の面でも公共空間についても、決して非民主的な国というわけではない。 イスラエルが建国されて間もない頃、アメリカよりもソ連との結びつきが強かった50年代には、この国のキブーツを訪問したソ連の代表団が理想郷のようにその空間を絶賛したことを、ドイッチャーは興味深く書いているが、ソ連型の社会主義にとってというよりも、むしろ強権的な支配に抗して民主的な政治・言論空間の護持を追求するリベラル左翼的な価値観(ぼくはこの言葉を、一概に非難や揶揄の意味で言っているのではない)を持つ人々にとってこそ、イスラエルは強い魅力

    イスラエル問題と声の排除 - Arisanのノート
  • 土井正三 - Arisanのノート

    日曜の深夜、大阪毎日放送の「映像09」というドキュメンタリー番組の枠で放映されたもので、ぼくは最初の三分の一ぐらいを見逃してるはずだが、とてもいい内容だと思ったので書いておきたい。 巨人V9時代を支えた名内野手、ある意味象徴的なプレーヤーであり、後にオリックスブルーウェーブの監督も努めた、土井正三氏。 この番組では、癌と闘う(とりあえず、この言葉を使っておく)土井氏とその夫人の姿を追い、土井氏の発言を紹介すると共に、当時のさまざまな関係者たちの証言と貴重な映像によって、土井氏の野球人としての足跡をふり返った。 土井が象徴的なプレーヤーだというのは、V9という黄金時代を現出し、日の野球を決定的に変えたと言われながら、一方で個性を否定しプロ野球の魅力を減退させるきっかけになったと批判されることも多い、川上元監督の野球のスタイルを、もっとも代表している選手に思えるからである。 二塁手であった土

    土井正三 - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2009/01/20
    病床の土井氏は、遠くを見るような表情で、カメラに向かって、たしか三度、こう繰り返す『川上監督は、V9戦士を大事にしてくれたよね。』あのクソジジイにもそういう面があったのか
  • 偏見の問題ではない - Arisanのノート

    「派遣村」に実行委員として関わった記者さんの記事。 記者の目:派遣村で「住所不定」の過酷さ思う=東海林智 http://mainichi.jp/select/opinion/eye/ 頭が下がる思いで読んだが、今更ながら驚くような実情も書いてあった。 また、今回、村には昨年末に職を失った人だけでなく、数年にわたり野宿をしている人も大勢、炊き出しをべにきた。カンパに訪れた人に「野宿者に飯をわすために寄付したのではない」と詰め寄られたことがあった。だが、村では当初から、野宿している人も区別せず事を出し、対応すると決めていた。それは、現状で野宿をする人も、かつて何らかの事情で仕事と住居を失っているからだ。実際、野宿が長い人に話を聞くと、以前派遣や日雇いの仕事をしていて、仕事を切られたことをきっかけに住居を失った人がたくさんいた。彼らは、昨秋以降の世界同時不況より早い段階で切られただけで、同

    偏見の問題ではない - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2009/01/15
    一旦寄付したら自分の金じゃないからどう使われようと仕方ないが、例えば寄付の一部が自民党の政治家の資金に回っている、なんてことだったら俺でも『そんなつもりじゃねーぞ』位は言わしてもらう
  • 『<佐藤優現象>批判』をめぐって - Arisanのノート

    前回、金光翔さんのことについて書いたが、その論考『<佐藤優現象>批判』について、ちょっと他の場所でやりとりをした。 http://gskim.blog102.fc2.com/blog-entry-1.html そのなかで、この論の論調は、左派文化人の批判に集中するあまり「主要な敵」を見失わせるものではないか、といった評を聞いた。 これは、ぼくは違うと思う。 どう違うのかを、書いておかなくてはいけない。 金光翔による批判の意図するところ ぼくの考えでは、逆に金光翔(以下敬称略)は、あの論考で「主要な敵」を明示しようとしたのだ。 あの論考で示唆されていたように、左翼が変質して(もしくは従来の不十分な主張の延長として)、国家による少数者や弱い立場の人の排除、また戦争の遂行に加担するような姿勢を示すなら、そうした変質の構造こそが批判されるべきものであり、「主要な敵」を見えなくさせているものであると

    『<佐藤優現象>批判』をめぐって - Arisanのノート
  • 「労働開国?」について - Arisanのノート

    先日も書いたように、雑誌『オルタ』の今号では、「労働開国?」と題した特集が組まれている。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20081129/p1 特集 労働開国? ─移民・外国人労働者・フリーター ここにきて、外国人労働者や移民受入れへ向けた動きが活発化している。6月に自民党プロジェクトチームが1000万人の移民受入れ提言を首相に提出。去る10月には経団連が、やはり受入れへの転換を強く促す政策文書を発表した。ともに人権尊重と民族の平等など「多民族」「多文化」共生を掲げながら、タブーとされてきた外国人労働者の導入を主張している。 いよいよ格化する少子高齢化、労働力人口の減少を控え、もはや国籍に関係なく日経済/社会に資する人材の優遇へと舵を切ったかのように見える。こうした形での受入れにどう対峙すべきなのか。あるいは研修生問題や非正規滞在者排除など、いまここの外国

    「労働開国?」について - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2008/12/08
    『労働条件を是正することを放置して、これでは人が集まらないから外国人を連れてこようという、この発想自体がどうなのかと。』だよなあ。
  • 犯罪的な報道 - Arisanのノート

    自衛隊員死亡 訓練計画に問題 http://www3.nhk.or.jp/news/t10014800761000.html 自衛隊内部の「事故調査委員会」などに任せていることがそもそも大間違いだから、それでもこういう正直な報告が出たことをむしろ評価するべきかもしれないが、『訓練の計画や管理態勢に問題があった』などという見解を鵜呑みにして、そのまま「事故」みたいに報道するNHKの姿勢は、まさしく犯罪的、いや犯罪幇助である。 まあ、NHKの「内部調査」も自衛隊と同断だから、当然と言えば当然だが。 海上自衛隊の特殊部隊の養成課程の隊員が格闘訓練のあとに死亡した問題で、この隊員の格闘の技量が高くなかったうえ、訓練に医師を立ち会わせていなかったことがわかりました。海上自衛隊の事故調査委員会は、訓練の計画や管理態勢に問題があったとみてさらに調べています。 この問題は、先月、広島県江田島市にある海上自

    犯罪的な報道 - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2008/10/19
    どうも時津風部屋の事件と同根の臭いがするなあ。親方の関与(主導というべきか)も含め。勿論『訓練』は公務だから、問題はより重大
  • 基礎的な科学と人間の社会 - Arisanのノート

    出身の科学者たちがノーベル賞をもらったことを期に、日でも基礎科学の研究の価値が見直されるようであってほしい、という論調はよく聞く。 何の役に立つのかがすぐには分かりにくく、成果のはっきりするまでに時間のかかる基礎科学(実験・研究にせよ理論にせよ)が軽視され、すぐに結果や技術的・経済的な価値につながる研究分野だけが優遇されるという状況は、たしかに学問にとって望ましくないだろうから、そのように期待する気持ちはよく分かる。 だが、報道を見ていると、こうした基礎的な研究の価値は、「一見非合理で無駄なことのように思えても、そうしたものこそ技術革新の経済的価値の創出につながるのだ」という趣旨で主張されている。 つまりこれは、一見無価値に思えるけど、じつは国益なり企業の利益なり、広く社会的な価値の生産につながるのですよ、という擁護論だ。 だから、基礎科学に予算を投じたり環境を整えることは、決して無

    基礎的な科学と人間の社会 - Arisanのノート
    norton3rd
    norton3rd 2008/10/16
    国内での研究の場を失いそうになりながら、一生懸命トンボのDNA解析をしている友人を持つ俺としては大いに我が意を得たり