タグ

ブックマーク / gordias.hatenadiary.org (2)

  • 西田幾多郎の生命の哲学 - G★RDIAS

    論文書きのために、次のを読んだ。 西田幾多郎の生命哲学 (講談社現代新書) 作者: 檜垣立哉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/01/19メディア: 新書購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (28件) を見る なかなか面白かった。西田は、『善の研究』を読んでいたほかは、後期の全集などをぱらぱらと読むくらいだったから、このを読むことで西田の全体像を、いまっぽい枠組みで概観することができた。京都学派とのしがらみなしに西田を読める良いだと思う。 檜垣さんは、西田を生命の哲学として読み解こうとする。前半がとくに引き締まっていてクリアーである。後半はちょっと息切れしてるかなとか思うが、言いたいことは分かる。西田自身が後期・晩年は煮詰まっているのだろう。 檜垣さんは「生命」についてこのように言う。 生命は自らを展開させる力をもっている。生命は自己増殖し、自己展開し、進

  • 仏教→キリスト教→仏教 - G★RDIAS

    畏友、平山朝治氏(筑波大学)から、新しい論文「大乗仏教の誕生とキリスト教」(筑波大学『経済学論集』第57号(2007年3月)139〜185頁)を送っていただいた。いつもながら破天荒で面白い。 世間の常識では、仏教とキリスト教は、東西の代表的世界宗教で、まったく独立に発展してから、最近、交流もしはじめているらしいということになっているのだろう。だが、宗教学の世界では、もうずいぶん前から、大乗仏教(日に伝わってきた仏教)の成立に当たって、キリスト教からの多大な影響があったのではないかという学説が現われている。歴史的・地理的に見て、かなり信憑性のある説であり(「ミリンダ王の問い」はギリシア世界とインド世界が交流していた証。福音書はギリシア語で書かれた)、また、大乗仏教とキリスト教がけっこう似ているという内容的な面からも、信憑性は高いと思われる。(大乗仏教と原始仏教・南方仏教は、別の宗教かと思わ

    仏教→キリスト教→仏教 - G★RDIAS
  • 1