こんばんは。時論公論です。 噴火から4日目になりました。 これほど多くの人が被害に遭った火山災害は、大規模な火砕流で報道や消防の関係者など、 43人が犠牲になった平成3年の雲仙普賢岳以来です。登山者が巻き込まれた噴火としては、 明治以降、最悪の火山災害です。 なぜ大きな被害になったのか、予測することはできなかったのかなどについて、検証します。 噴火直後に登山者が撮影した映像を見ると、突然噴煙が湧き上がり、あっという間に巻き込まれた様子がわかります。 山小屋には噴石の当たる音が響き、大きな石は屋根を突き破って落ちてきました。山頂付近は標高が高いため、高い木はありません。雨のように降り注ぐ噴石から身を隠す場所もなく、多くの人が死を覚悟するほどでした。 噴火した時、山頂付近には数百人の登山者がいたと見られています。場所、時期、時間帯など、すべてが最悪のタイミングでした。 御嶽山