「他者論」を大きく二つに分けてみた。 ちょっと強引だけど分けてみた。 【融和的他者論】 ブーバー マルセル メルロ=ポンティ ハイデガー 【対立的他者論】 サルトル レヴィナス ヤスパース 対立的他者論の方が刺激的なので、まずはこっちから。 その中でも際立った主張者であるサルトルはこう言う。 他人とは私に「まなざし」を向けてくるものである。 この「まなざし」とはregard(ルガール)で、英語ならリガード。 他人が私にまなざしを向けるということは、私がオブジェ(客体)になってしまうということである。 自分が自由な主体ではなくなることを意味する。 他人の世界の中に、自分が一つの事物として組み込まれてしまう。 だから、「まなざし」はとても不気味で腹立たしいものなのだ。 では、どうしたら良いかと言うと、自分がまなざしを向ける側に回ればいい。 自分が他人を自分の世界に取り込んでしまえばいい。 これ
人とふれあうことを嫌がる旅番組 「ロケみつ|桜・稲垣早希の目指せ!鹿児島 西日本横断ブログ旅」(http://www.mbs.jp/888/blogtabi/)おもしろいですね。連休暇なのでウェブで過去分から番組見ていました。その面白さはなんといってもサイコロを振ることであられる天と地の差でしょ。でもなんで貨幣がもらえることが天で、もらえないことが地なんでしょ? 通常この手の旅番組は人とのふれあいを物語として見せることをめざすものではないでしょうか。ならば大金がもらえて他者とふれあわないことは物語を消してしまうものです。現にスタッフ(作り手)はよいサイコロの目がでて、早希ちゃんが大金を持つことで、物語が生まれないことを嫌っています。 なのに早希ちゃんは大金をもつ事をめざすわけです。それはお金がないこと、すなわち人にお世話になり触れ合うことを嫌がるわけです。泣いて叫んでそこまで金が無いこと、
1906年1月12日(革命前のロシア暦では1905年12月30日)、ロシア帝国(現リトアニア)のカウナスに生まれる。カウナス並びにハリコフで中高等教育を受け、1924年にストラスブール大学を卒業。同大学在学中、モーリス・ブランショと親交を結んだ。1928年からフライブルク大学で、エトムント・フッサール、マルティン・ハイデッガーらに師事。1930年に第三課程博士論文として「フッサール現象学の直観理論」を発表、これが翌年に出版されたことで、フランスに現象学を導入した第一人者となる[3]。同年にフランスに帰化。1934年よりパリのユダヤ人機関「全イスラエル同盟」の委員を勤める傍ら、数々の哲学論考を発表し始める。1935年、「逃走について」を発表。第二次大戦開戦後すぐの1939年にフランス軍に召集され、翌年ドイツ軍の捕虜となる。戦時中は5年間近くにわたりフランスとドイツで抑留生活を送る。その間、フ
0.本文に入る前に 最初にお断りをします。この記事では、直接的な性暴力の被害経験の触れています。性暴力についての記述を読んだときに、気分が悪くなったり感情がセーブできなくなったりすることがあります。被害経験がある人はもちろん、そうでない人もご注意ください。(そうした記述を、身を守るために読まない、という選択もあるべきだと、私は思っています) 次に上記以外の理由で読む気がない人向けに、結論を書いておきます。 【結論】 性暴力において、被害者を出さないための、決定的な方策はいまだみつかっていない。他者と信頼関係を結ぼうとする中で、加害者は被害者に性暴力をふるう。加害者が性暴力という行為に至るメカニズムは、判明していない。他者とのつながりを求める限り、親密な関係におけるレイプは、防ぎきれない。だが多くの人々は、他者との親密な関係を拒絶することを、選ばないだろう。そこで、性暴力の危険性を認知しなが
◆ニュース・思想系気になるニュース・ネタ [35]心理 [37]宗教・哲学 [10]思想 [7]ジェンダー [39]ネットウォッチ [32]◆趣味映画 [15]本 [9]アニメ・ゲーム [12]コミックス [16]人形・食玩 [18]シムピープル [1]◆眠れぬ夜の奇妙な話 [8]◆作品イラスト [16]4コマ漫画 [7]◆雑記散文的日常 [36]Movable Type [8]◆脳内物質 [10] それはあなたの「当然の権利」じゃない。〜曽野綾子ミニスカ論争関連 ● ここ最近ブックマークしていた曽野綾子発言をめぐる一連の議論について。 ・【曽野綾子】ミニスカ論争〜被害者語り【まとめ】 ・性を盗むのはなにが悪いんでしょうね、どうすれば理性を保てるでしょう、と、わたし(性を盗まれた者)に聞くことの意味をかんがえてくれ ・「男はケモノ」が「女性の自衛」と結びついていること自体が差別 男は
魔術的思考 ● 「手かまれ、かっとした」小林容疑者が供述 大方の人が予想していたとおりの犯人像で、ものすごく納得がいった反面、ここまであからさまに想像どおりだと、警察が我々庶民の納得のいく男をあえて捜し出してきて犯人にしたてあげてるんじゃないだろうな、という不安すら覚える。それほどまでに犯人像ど真ん中だった小林薫36歳独身なわけですが。 (「俺には娘もいるんだ」と結婚歴があることを周囲に吹聴していたみたいだが、これは小林の見栄だったことが判明。戸籍にも結婚した事実はないそうです。当たり前だよお前みたいな奴が結婚できるか) あんまりキモイので今すぐ死んで下さいとしか言葉が出ないんだが、そこをぐっと我慢して色々考察してみる。 奈良市の小1女児誘拐殺人事件で、わいせつ目的誘拐容疑で逮捕された毎日新聞販売所の元店員小林薫容疑者(36)が奈良県警奈良西署の捜査本部の調べに対し、「いたずらしよ
『G★RDIAS』から。 「男化するweb世界」 http://d.hatena.ne.jp/gordias/20070817/1187335894 後半で主に論じられている、表題に示された趣旨については、よく分かるところがあります。 ただ、ちょっと次の一節に引っ掛かりがある。 それまで「書いてもどうせ誰の目にも触れないだろう」と思っていたプライベートな日記が、ちょっとした悪意で「2ちゃんねる」に紹介されただけで、アクセス数が跳ね上がり、攻撃的なメッセージや嘲笑を浴びることになる。だから、そうならないように防衛線を貼る=他者の視線を意識する工夫が必要になった。それも、「2ちゃんねらー」という誰か知らない匿名の他者の視線を意識し始める。これが、公共化の第一歩だったのではないか。 「他者」という言葉が使われてるけど、悪意で「2ちゃんねる」に紹介する人や、それを見て攻撃的なメッセージを浴びせてく
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