高校バスケ界で注目を集め、今春に仙台大学附属明成高(以下明成)を卒業した山﨑一渉と菅野ブルース。山﨑はNCAA(全米体育協会)ディビジョン1(D1)のラドフォード大へ。菅野はD1への編入を見据えて、NJCAA(全米短大体育協会)のエルスワース・コミュニティカレッジに進む。 ともに、進学が決まるまでは卒業後も明成の寮で生活を送り、附属である仙台大のサポートのもとで英語を学び、部活動の練習に出て進学準備を進めてきた。 2人のアメリカ留学への道のりは、高校の先輩である八村塁(ワシントン・ウィザーズ)がU17ワールドカップで注目され、NCAAの強豪からリクルートされたケースとは異なる。 コロナ禍ゆえに試合数が激減し、招待されていた国際的なキャンプが次々に中止になり、国際大会のデビューが高校3年次になったことで、世界舞台でのお披露目が遅くなり、手探りの中で準備が進められた。そんな中で2人は英語力の向