開発途上のプログラムでは、「パッチを当てる必要がある」と注意書きされていることがある。「パッチを当てる」とは、プログラムの一部を修正することを意味する。一般的には、バグの訂正などのためにプログラムの一部分を改変する必要があるときに、パッチ用のデータが作成される。ユーザーは、そのパッチを当てることによってプログラムを訂正できる(大規模な訂正には、全ソースコードが含まれたtarボールなどが公開される)。 パッチを当てるには、patchコマンドを使用する。例えば、tmpというディレクトリにあるプログラムに、mypatch-0.2というファイルのパッチを当てるには、以下の手順で行う。