栃木県鹿沼市で登校中の児童の列にクレーン車が突っ込み6人が死亡した事故で、自動車運転過失致死の疑いで調べを受けている同県日光市、運転手柴田将人容疑者(26)が「昔から発作の持病があるが、薬を飲むのを忘れ、事故を起こした」との趣旨の供述をしていることが20日、捜査関係者への取材で分かった。 県警は同容疑者の自家用車などから薬を押収しており、持病や薬の服用し忘れと、事故との関連について慎重に捜査している。 今回の現場は出発地の勤務先からわずか約700メートルの地点。「ハンドルを抱えるように突っ伏していた」という目撃情報とあわせ、県警は何らかの発作が生じたとみて捜査している。 また柴田容疑者は3年前にも、登校中の児童をはねる事故を起こしていた。2008年4月9日午前7時半ごろ、鹿沼市御成橋(おなりばし)町2丁目の国道121号の変形交差点で乗用車を運転。歩道に立っていた当時小学5年の男児をは