4日午後2時50分ごろ、鹿児島県さつま町船木の国道267号で、軽乗用車がガードレールと信号柱に衝突し、大破した。町消防本部によると、車に乗っていた幼児2人を含む男女6人のうち、男児(4)が車外に投げ出され死亡。ほかの5人も重軽傷を負った。 県警によると、死亡したのは車を運転していた同県湧水町恒次の坂本沙織さん(27)の長男武士ちゃん。後部座席の知人男性がひざの上で抱きかかえていた。坂本さんも病院で手当てを受けたが、命に別条はないという。 現場は片側1車線の緩やかなカーブで、軽乗用車は中央線を越えて反対車線のガードレールなどに衝突したとみられる。乗車人数が定員を超えていた可能性があり、県警は当時の状況を詳しく調べる方針。