大阪市の橋下徹市長(42)に全国的注目が集まるなか、国政で数少ない「期待の星」といわれるのが自民党の小泉進次郎衆院議員(30)だ。爽やかで堂々とした国会質問などで知られるが、一方で東日本大震災の被災地をコツコツと回り、被災者と直接語り合って、現状や苦悩を国会に届けている。これも、父・小泉純一郎元首相(70)のDNAなのか。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が知られざる「小泉父子」に迫った。 昨年暮れ、私(鈴木)は進次郎氏にストレートに聞いてみた。 --政策に関する発言のタイミングも見事だ。お父さんのアドバイスとか受けずに自分で判断しているのか? 進次郎氏「当たり前でしょう(笑)。誰かに相談する話ですか」 --お父さんとは連絡を取り合っているのか? 進次郎氏「不思議なことを聞きますよね(笑)。親子ですよ。普通の親子ですから」 元首相を父に持つ進次郎氏には「世襲」という色眼鏡が常につ