前回、ワイルドカードのパターン検索に対応したファイル検索ツールを作ってみました。その際、wildcard_exというクレートでファイル名のマッチングを行いました。今回は、自力でワイルドカードの実装に挑戦してみましょう。 ワイルドカードの関数を作ってみよう ワイルドカードとは 正規表現を知らない人でも、ワイルドカードなら分かるという方は多くいます。ファイルやデータベースの検索をする際、ワイルドカードであれば、あまり考える事なく気軽に検索に利用できます。今回は、Rustでワイルドカードを実装してみましょう。 そもそも、「ワイルドカード(Wildcard)」とは、検索を行う時、コンピュータで特定の文字や文字列の代わりに使える記号のことです。「*」や「?」などの特殊記号を利用して、特別なパターンを表現できます。一般的なファイル検索で使えるワイルドカードには「*」と「?」があります。 例えば、「*」