S&Pグローバルはウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物6月限のポジションをすべて7月限にロールオーバーすると、顧客に通知した。同社がまとめるS&P・GSCIは商品相場の指標指数として広く利用されている。 S&Pグローバルは「WTI先物6月限の価格がゼロもしくはマイナスになる可能性と、同限月の建玉が減少を続ける可能性に基づき、予定より早くロールオーバーを実施する」と通知書で説明。ブルームバーグが入手した通知内容を、S&Pグローバルが確認した。 S&P・GSCIに連動する十数種もの投資商品に影響が及ぶ。年金基金など、買い持ちだけに限定したパッシブ運用ファンドがこの指数に連動している。 原題:Biggest Commodity Index Moves All WTI Exposure Away From June(抜粋)