タグ

ブックマーク / akihitok.typepad.jp (24)

  • 小論文問題を採点するAIプログラム、英国に登場

    技術が進めば、何でも自動化は進むものですが。いよいよこのレベルまで実用化されてきたようです: ■ 'Robot' computer to mark English essays (Guardian) 英国の話なので、当然ながら英語の小論文ということになるのですが。テストとして出題される小論文を、AIによって採点しようという試みが行われているそうです。実際に来月から開始される"Pearson Test of English Academic"というテストで導入される予定なのだとか。 The Times Educational Supplement (TES) reports today that the Pearson Test of English Academic, an English- language exam, will launch on 26 October. It incl

  • 妻が Twitter 上で脅迫を受けて、アカウントを削除した件

    個人的な話で恐縮ですが、怒りと悔しさで書かずにはいられません。この先、読んで楽しい気分になる文章が続く確率は0%ですので、申し訳ありませんが嫌な気分になりたくないという方はここで読むのをお止め下さい。 ***** 以前もこのブログで書きましたが、僕のTwitter を始め、フォロワーが100人を超えるぐらいにまでなってきたところでした。人も「楽しさが分かってきた」ということで、順調に進んでいたのですが……今日の夜、脅迫状めいたDMを数通受信。不気味なので、アカウントごと削除するという結果になってしまいました。個人的には徹底抗戦したかったのですが、は非IT系の一般人で、僕のように短気でもないので「大事にしたくない」という結論に。 ご存知のように、Twitter のDMは自分をフォローしている相手にしか送れません。そこでに脅迫文を送った相手は何をしたかというと、わざわざ捨てアカウン

  • いまだにイノベーションとか期待しちゃってる大企業を尻目に確実な道を歩むための3冊+1冊

    有名な組織研究者の一人であるスタンフォード大学のジェームス・マーチはこんなことを言っている。「『新しいアイデアだ』と言うのは、『私は無知だ』と言うようなものだし、『これまでにないような効果がある』と言うのは、『私は思い上がっている』と言っているようなものだ」。 (“「ブレークスルー」と言われるアイディアや研究に気をつける”、『事実に基づいた経営―なぜ「当たり前」ができないのか? 』63ページより) ***** 最近は「疑似科学」なんて言葉が普通に使われるようになって、アヤシイ科学はたちまち追いやられてしまう良い環境になっているわけですが、未だに胡散臭い議論が大手を振って歩いている分野があります。それは「経営」。書店の経営書コーナーに行けば、どーでもいい事やてきとーな事を書いたがそれこそ山のようにありますし、新聞や雑誌でもて囃された「経営のカリスマ」が会見で頭を下げる、なんて光景も珍しくあ

    optical_frog
    optical_frog 2009/02/20
    「事実に基づいた経営」のすすめ.|いわゆる「疑似科学」の典型からは離れると思うんだけど,書店の経営・ビジネス本コーナーには眉唾ものや“スピリチュアル”に親和的な本がよく並んでる.
  • 「ネットで現実逃避」を防ぐ"StickyScreen"

    締め切り間際の仕事があるんだけど、気分がのらない。ついついネットにアクセスして、自分とは何の関係もないもめ事を野次馬したりして時間をつぶしてしまう……ってな現実逃避を僕はよくしてしまうんですが、僕だけの話ではないはず。そんなわけで、これはその防止に使えるかもしれないと感じました(via swissmiss): ■ StickyScreen アクセスすると表示されるのは、上のようなシンプルな画面。ちょっと何かに似ていますが、その通り、ポストイットをイメージしています。といっても別にこの黄色い部分がデスクトップ上に常駐されるわけではなく(それじゃただの付箋紙アプリケーションだし)、表示テキストを書き換えられるに過ぎません(日語もOK)。 実はこの StickyScreen、ユーザー登録しなくても書き換えたテキストの内容を覚えていてくれます。そしてこのサイトをホームページにしておくと、ブラウザ

    「ネットで現実逃避」を防ぐ"StickyScreen"
    optical_frog
    optical_frog 2008/12/17
    (たった今,目の前の作業から現実逃避してこれを読んでた俺は…ダメだ)
  • BigDog だけじゃない、Boston Dynamics のキモいロボたち

    今年話題になったロボットといったら、何と言っても"BigDog"を忘れることはできないわけですが、改めて製造元の Boston Dynamics のウェブサイト見てたら他にもキモいロボがいるじゃないですか。BigDog ばかりチヤホヤしては可哀想、ということで、残りのロボたちも紹介しておきましょう。 まずはおさらい、BigDog の勇姿: 彼については説明不要でしょう。このブログでも紹介したことがありましたが、DARPA(国防高等研究局)の要請を受けて開発中の荷物運搬用ロボットで、「大きな犬」というよりはカモシカに近い感じ。で、同じく「小さな犬」には見えないロボット"LittleDog"がこちら: 恐い。姿形はゴキブリで、動く様子は這って忍び寄る貞子といったところ。同じくDARPAに資金援助を受けて開発中のロボットで、1回の充電で30分の活動が可能なのだとか。当然ながら無線によるコミュニケ

    optical_frog
    optical_frog 2008/12/13
    キモいロボ
  • 才能あるレジのおばさんにはその才能を認めてあげるだけでも良い(かも)

    ■ 才能あるレジのおばさんにはそれ相応の給料を払ったほうが良い (コトリコ) に反応。弾さん同様、僕も17~18歳ぐらいのときに受検そっちのけでレジ打ちバイトしてた経験があったりするので、ちょっとコメント。 コトリコさんの記事からも分かるように、レジ打ちは単純作業のように見えて、実は個人が創意工夫できる余地が残されている仕事です。「隣の二倍くらいの速度でレジが短かくなっていく」という表現もまるっきりの誇張ではないでしょう。このおばさんはレジ打ちとして優れた能力を持っている、というのは間違いないと思います。 ではそれに見合うお金を支払うべきか、という点ですが、正直言ってそれは難しいでしょう。まず第1に、「おばさんがどの程度の能力を持っているのか」を具体的な数値として表せるでしょうか。金銭的な見返りを与えるのであれば、「おばさんの力だけでどのくらい列がさばけたのか」を数値に置き換えなければいけ

    optical_frog
    optical_frog 2008/12/02
    同意.
  • オランダの5ユーロ硬貨が洒落ている件

    以前「英国の新通貨が無駄にカッコイイ件」というエントリを書いたことがありましたが、その関連ネタということで。 ■ Dutch Architecture 5 Euro Coin Design (information aesthetics) オランダで5ユーロの記念硬貨が発行されることになったそうなのですが、そのデザインがなかなか洒落ています。画像はこちら: デザインしたのは Stani Michiels という方で、ご人による解説をこちらで読むことができます。テーマは「オランダと建築」で、建築に関する様々なモチーフが盛り込まれているのですが、特に目を惹くのは表面(上の画像で向かって右側)の肖像。何やら文字が組み合わさって、誰かの顔になっていますが……実はこれ、オランダのベアトリクス女王の肖像で、文字はオランダ人建築家の名前なのだそうです。 裏面も簡単に解説しておくと、ビルのように見える四

    オランダの5ユーロ硬貨が洒落ている件
  • 誠実な態度で議論していることを示す10の方法

    久しぶりに「~の方法」ネタで。Delicious の人気記事を見ていたら、こんな記事がピックアップされていました: ■ THE 10 SIGNS OF INTELLECTUAL HONESTY (The Design Matrix) When it comes to just about any topic, it seems as if the public discourse on the internet is dominated by rhetoric and propaganda. People are either selling products or ideology. In fact, just because someone may come across as calm and knowledgeable does not mean you should let yo

  • マスメディアの偏った記事を察知する"SpinSpotter"

    これはまた議論を呼びそうなアプリケーションですよ。政治などの世界で、自分に有利な詭弁を展開することを英語で"spin"と呼ぶのですが、そんな"spin"が含まれている記事を発見してくれるという Firefox 用アドオンが登場しました: ■ Media Bias? Not if This Web Site Can Help It (BusinessWeek) Firefox にインストールして、適当なニュースサイトの記事にアクセスすると、問題のある表現にマークを付けてくれるというツールバー"Spinoculars"について。ちなみに公式サイトはこちら: ■ SpinSpotter 当は実験してみて、「こんな感じになりました」とお見せできれば良かったのですが……Firefox へのインストールは成功したものの、問題のある文章を含む記事に遭遇することができませんでした。なので、Busines

  • iPhone の大成功を誉める前に『なぜビジネス書は間違うのか』

    そりゃスティーブ・ジョブスは結果を出しているし、iPod や iPhone の成功(まだ iPhone が日でどうなるかは予断を許しませんが)は疑うべくもありません。しかし賛美の声ばかり聞かされると、「そんなに凄いのかなぁ」とも思ってしまうわけです(あまのじゃくなので)。もし同じような感覚を抱いている方がいらっしゃったら、『なぜビジネス書は間違うのか』を読まれることをお勧めします。 この、200ページを超える「ビジネス書」なのですが、時間が無い方は全体を読む必要はありません。タイトルにある「なぜビジネス書は間違うのか」のエッセンスを集めた、冒頭の「妄想9ヵ条」を読むだけでも十分。書店で立ち読み……もいいのですが、せっかくなので引用してしまうと: ***** 妄想1 - ハロー効果 ハロー効果とは、企業の全体的な業績を見て、それをもとにその企業の文化やリーダーシップや価値観などを評価する

    optical_frog
    optical_frog 2008/08/25
    ビジネス書にありがちなもっともらしい分析の注意点.賛成です.(※「S/N比」の箇所,おそらく“ダメ分析が多い=ノイズが多い”という趣旨かと読みましたが,それでしたら「S/N比が低い」の方が適切かと.)
  • 紳士な借金取り

    昨日の読売新聞(8月23日第7面)に、「紳士な借金取り」という謎の記事が載っていました。 景気が冷え込むスペインで、シルクハットにえんび服姿の借金取りが威力を発揮している。借金していることを近所や知人に知られたくないという借り手の心理を利用し、人目を引く格好で自宅を訪問して返済を求めるという。効果はてきめんで、この方法を採用した取り立て業者の回収成功率は約70%という。 とのこと。ロイターが配信した記事とのことで、元記事を探したところ、こちらが見つかりました: ■ In top hat and tails, Spanish debt agents prosper (Reuters) こちらがその「シルクハットにえんび服姿の借金取り」だそうなのですが、よく見るとカバンには取り立て会社の名前("El Cobrador del Frac"、スペイン語で文字通り「シルクハットにえんび服姿の借金取り

    紳士な借金取り
    optical_frog
    optical_frog 2008/08/24
    すごくいやw
  • オープンソースの「経済学無料教科書」が登場

    以前、「大学のテキストが高いことを問題視する人々が、オープンソースのテキスト『オープンテキスト』を配布しようとしている」というニュースを紹介しましたが(一方で「ファイル共有でテキストを手に入れてしまえ」という人々もいることも)、既に経済学に関しては、無料で配布中のテキストがあるとのこと: ■ If You're Looking To Learn Basic Economics, Here's A Free Textbook (Techdirt) カリフォルニア工科大学の R. Preston McAfee 教授が書いた経済学の入門テキストが、無料でダウンロード可能になっているというニュース。PDF版だけでなくWORD版も公開されており、WORD版は編集可能で文字通りの「オープンソース」テキストとなっています。 ダウンロードはこちらからどうぞ: ■ Introduction to Econo

  • 支持されたいなら、意見は過激に。

    政治の世界を見ていると、過激な意見を主張する政治家がなぜか支持を集めるということがよくあります。それは主張の内容云々よりも、その政治家に対する「信頼度」が上がることに起因するとのこと: ■ Extreme Appeal: Voters Trust Extreme Positions More Than Moderate Ones, Study Finds (ScienceDaily) Economic Journal に掲載された論文について。通常、投票者は自分の考えに近い候補者に投票するのだから、中道路線の候補者の方がより多くの支持を得られると考えられています。しかし研究者らによると、将来が不確かな状況では、投票者は候補者の信頼性によっても誰に投票するのかを決めるようになるとのこと。結果、意見が二分されるような問題で自分の態度をあらわにしない候補者は、信頼を失って票も失うと。 "A ra

  • 大バカブックマーカーの必要性

    今日のシロクマ日報で紹介した、日動物行動学会 Newsletter No.43 の記事「お利口ばっかりでも,たわけばっかりでもダメよね!~『集団』行動の最適化~」がなかなか面白いです。タイトルといい、文中に登場する「お利口個体」「バカ個体」という言葉といい、科学者らしからぬワーディングが素敵。特に興味を引かれたのが、西森拓さんの「アリをモデルにしたシミュレーション模型」という部分ですが、短いので該当部分を全て抜き出しておきたいと思います: 第二演者の西森拓(大阪府大院・工・数理工学)は,アリをモデルにしたシミュレーション模型により,ランダムに餌が出現する2ヶ所の餌場での採餌行動において,個体のフェロモン追従効率の個体差がどのような頻度で存在するのが効率的なのかについて検討した研究を紹介した。興味深いことに,フェロモン追従効率において,フェロモン濃度に正確に反応する「お利口個体」のみでは時

  • 大学テキストがファイル共有される時代

    「大学のテキストは高い、なのに使うのは少しの間だけ(単位が取れるまで)」という問題に対して、出版社の側からは電子書籍やオープン(無料)・テキストといった解決策が登場していることを書いてきましたが、一方若者の側ではもっと「なじみ深い」方法が一般化しつつあるようです: ■ First It Was Song Downloads. Now It’s Organic Chemistry. (New York Times) CDのリッピング、ファイル共有によって「コンテンツを無料で手に入れる」ということに慣れた若者達が、大学のテキストに対しても同じアプローチを始めて……という記事。そう言われれば当然の話なのですが、PirateBay にもテキストをスキャンした画像がアップされているとのこと。例えば普通に買えば日円で2万円以上もする"Organic Chemistry"というが、全ページ無料で閲覧

    大学テキストがファイル共有される時代
  • 基準はどうでもいい。カテゴリ分けがされていることが重要、という話。

    「選択の不自由」なんて言葉がありまして、選択肢が多すぎると逆に人は困ってしまうそうです(ファミレスでなかなかメニューが決められない、って方も多いですよね)。しかし「○万点のアイテムを揃えた最大級のオンラインショップ!」「○百種類のフレーバーが選べるアイスクリーム屋!」などというキャッチフレーズを目にするのが珍しくないように、選択肢の多さは客引き上有利になるもの。そこで選択肢を増やしつつ、選択の心理的負荷を減らす工夫が必要になるわけですが、「カテゴリ分け」が有効な手段の1つとして証明されたとのこと: ■ Categories Help Us Make Happier Choices (ScienceDaily) カテゴリ分け自体は別に奇想天外なアイデアではなく、近所のスーパー等でも普通に行われている話ですが。スタンフォード大学とコロンビア大学の研究者らによると、カテゴリ分けがされている場合/

  • 爆笑と雷鳴に包まれた「第1回SBM研究会」

    昨日は大岡山の東京工業大学で開催された、「第1回SBM研究会」に参加してきました。当日テキストでライブ中継をされていた方がいらっしゃいますので、詳しい内容はそちらが参考になります: ■ SBM研究会...live blogging ソーシャルブックマーク(以下SBM)とは何か、どのような歴史があり、今後どのように発展する可能性があるのか、を考えるイベント。講師の方々に関係者・研究者が多いのは当然として、参加者の中にもSBMサービスを提供している企業の方々や、アルファブックマーカーな方々の姿があり、文字通り熱い勉強会だったと思います(会場は冷房効き過ぎで寒かったのですが)。 朝10時から夕方5時40分まで、という長丁場のイベントでしたので、以下思いついたことをランダムに書き記しておこうと思います。 【ちょっと物足りなかった】 いきなりで恐縮ですが、非常に興味深い内容が盛りだくさんだったものの

    optical_frog
    optical_frog 2008/07/14
    「タグ名称は飾りにすぎない」,「アンチ・フォークソノミー」,S>BM
  • 優等生は学校に行かない時代

    弾さんの「ガキにはケータイ持たせるべからず言う前に」を読んで。 何をするべきか、何をするべからずかグダグダ言う前に、まず先立つものをなんとかしろよ。 口を出したかったら、もっと金だしたら? 学校教育費の対GDP比が他国に比べて低いんじゃないの、というご指摘。そんな中では公立学校には期待できない、かといって私立に入れる枠は決まっているし、金銭的余裕がない……となると、「子供の教育は自宅で」と考える人が出てくるかもしれません。 これは極論ではなくて、既に米国では「学校には行かない優等生」が増えているとのこと。最近買った『マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと』というに、こんな解説があります: 子どもに自宅で教育を受けさせるのはなぜだろう。公立校がまったくの役立たずだと考えているのかもしれない。人々の多くはいまの教育制度に嫌気がさしている。薬物や銃器といった校内に潜む危険を嫌がっているの

  • 無料のテキストで学ぶ時代

    「大学の授業で使うテキストって、何でこんなに高いの!?」というのは、学生なら誰もが一度は感じる(であろう)悩み。海の向こうでも事情は同じのようで、その対策として「オープン・テキスト」という発想が生まれているそうです: ■ Online 'textbooks' see college doors opening (USA Today) その名の通り、オープンで誰もが自由に(もしくは安価で)利用できる「オープン・テキスト」というものが推進されていることについて。オープン・テキストの多くはオンラインで公開されていて、講師や学生が好きな部分をカスタマイズ/ダウンロード/プリントアウトすることが可能とのこと。大学等で行われている授業を、そっくりそのままオープンにしてしまう(使用したテキストやマテリアル、授業を収録したビデオ等を閲覧可能にする)「オープン・コースウェア」という取り組みがありますが、これ

  • 「そんなの1年前から思いついてたもんね」と気休めを言うより、実現させた人から謙虚に学ぶべき。

    タイトルで言い尽くしていますが。Signal vs. Noise のエントリ見ててふと思いました。 ■ I had that idea years ago! (Signal vs. Noise) So somebody else built a successful business on that idea you had three years ago. What does that mean? That if you would just have pursued that idea, you would now automatically be enjoying their spoils? Sorry to burst your bubble, but I really don’t think so. Ideas on their own are just not that imp

    optical_frog
    optical_frog 2008/07/06
    アイディアからその具体化までの過程には,堅実な作業の積み重ねとある種の粘着性が必要なので.