「運用管理サービス事業の2007年度売上高(2006年6月~2007年5月)は,前年度比44.2%増の17億円を見込む」---。2006年7月31日,日本オラクルは会見を開き,現状のソフト・ベンダーの形態から,今後はより付加価値の高い運用管理サービス事業へとシフトすることを明らかにした。2006年末までに,運用管理サービスを提供する「カスタマーサービス統括本部」の人員を現在の約330人から53人純増させて,約380人とする。さらに,現在45社ある運用管理サービスの顧客数を100社に増やす。 2006年度のライセンスとサポート事業の売上比率は,ワールドワイドの連結決算と日本オラクル単独とでは大きく異なる。ワールドワイドは,ライセンス売上は41%に過ぎず,サポート事業(ライセンスに付随する保守費用も含む)が全体の59%を占める。一方,日本オラクルはライセンス売上が依然として53%の過半数を占め