「人間がいるところにはリスクが生じる」- それがたとえ単なるユーザに限らず、システム管理者、サーバ管理者、そしてデータベース管理者であっても同じことだと言う。ワールドコムやエンロン、ライブドアなどの粉飾事件を経て、IT業務の世界では今や「内部統制」は重要なキーワードのひとつだ。これまで「管理者」と名が付けば「何でもできるスーパーユーザ」という認識が一般的だったが、今はそれも大きく変わりつつある。 日本オラクル システム製品統括本部 営業推進部担当ディレクター・北野晴人氏は、14日に行われた「Oracle Summit 2006」のセッション「世界初!!コンプライアンスとリスク管理を実現するオラクルデータベース」で、データベースセキュリティのあり方について講演した。北野氏は「データベース管理者がすべき業務は、データベースの起動・停止、バックアップ、リカバリ、DB領域の拡大、チューニングなど