日本オラクルは2007年5月期の上半期(2006年6-11月)決算を発表した。売上高は対前年同期比で10.7%増の457億8,500万円、営業利益は同15.2%増の156億3,900万円、純利益は同22.1%増の98億2,200万円となり、すべての事業部門で増収、売上高と純利益は、上半期としては、過去最高の実績となった。この中間期業績では米オラクルが積極的に企業買収を進めたことで、製品系列が強化されたアプリケーションの売上高が同2.64倍と大きく拡大するとともに、ミドルウェア製品群は同54.2%増となるなど、同社が今後の成長基盤として重点化している分野が大幅に伸張した。 業況を部門別にみると、同社の中核事業である「データベース・テクノロジー」の売上高は同2.0%増の178億7,300万円で全体に占める構成比は39%だった。企業のIT投資意欲が加速するなか、安定した状況で推移しているが、同社