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ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (84)

  • 退屈は人を殺す『グレート・ギャツビー』と『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』 - チェコ好きの日記

    自分のなかで、この夏はフィッツジェラルド&サリンジャーキャンペーンをやっておりまして、積ん読がどんどん増えていきます。 フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』は、数年前に村上春樹の訳で読んだのですが、あまりピンとこなくて、そのまま放置していました。自他ともに認めるハルキストの私ですが、村上の翻訳は合わないのか、『ティファニーで朝を (新潮文庫)』とかもあまり良さがわからないまま放置して棚に眠っています。なので今回読んだ『グレート・ギャツビー』は、光文社文庫の小川高義訳。 グレート・ギャッツビー (光文社古典新訳文庫) 作者: F.スコットフィッツジェラルド,F.Scott Fitzgerald,小川高義出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/09/08メディア: 文庫 クリック: 26回この商品を含むブログ (22件) を見る 訳者を変えたのが良かったのか、それとも年齢と

    退屈は人を殺す『グレート・ギャツビー』と『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』 - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/08/03
    学生時代に買って積んでいる状態。読まねば。
  • 文章を長く書き続けていく上で必要な“ロールモデル” - チェコ好きの日記

    ブログを書くことがすっかり日常生活の一部になっている私ですが、そうなってくるとふと「自分は文章を書くことを通してどうなっていきたいんだろう?」と考えてしまう瞬間があります。 “ロールモデル”はいますか 先日ある人とお話していて、「ブログをやっていく上でロールモデルみたいな人はいるのか」ときかれたんですね。で、その場ではぱっと思い付かなかったので「いないです……」といってしまったのですが、たぶんロールモデルみたいなものがいたほうが、目指す方向がわかりやすくていいんだろうなーとは前々から考えていたんです。 で、いろいろな方向から頭をひねった結果、私が今後文章を書いていく上で参考にしたいと思っている“ロールモデル”を、3名ほど考えました。「大風呂敷広げやがって!」と思われるのが嫌なので3名の名前を出すことは控えますが、この3名のどういうところを参考にしようと思ったのかみたいなことを、具体的に書い

    文章を長く書き続けていく上で必要な“ロールモデル” - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/07/19
    長く続けていることをふとした時に見直すことは大切。特にブログはアクセス数に収益、人間関係なども絡んでくるので、それらを重視し過ぎて「やりたいこと」を見失わないように注意したい。「好き」と「目標」は別。
  • 著者と読者の関係は、フラットになりつつある。 - チェコ好きの日記

    「読者には誤読する権利がある」みたいな言葉を聞いたことがあって、私も基的にはその考え方に賛成しています。ブログに書いた内容にコメントをもらったりするとき、それが賞賛であろうと批判であろうと、「あれ、私そうは書いてないんだけどなー」って思ってしまうことってけっこうよくあるんですが、やっぱりそういうときは私の文章の書き方に問題があったのだろうと、まずは考えます。 ただ、この「誤読の権利」という考え方は、もちろん今も有効ではあるんですが、もしかしたら一昔前の「書き手と読み手の関係」を表しているような気も、またするんですよね。今回は、そのあたりの所感についてちょっと書きます。 かつて、著者は圧倒的に強かった 「かつて」っていうのは私のなかでは今から10年前くらいまでを想定しているんですけど、当時はもちろんガラケーしかなくて、メールのやりとり以外でインターネットなんてやっているのは、ごく少数に限ら

    著者と読者の関係は、フラットになりつつある。 - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/07/05
    誤読を少しでも避けるべく、関連ありそうなリンクをなるべく貼るようにはしているつもり。かと言って読んでもらえるかというと……。/書評記事を書くと、半日以内には著者or編集者に引用されるあの感覚。
  • 大人の「読書感想文」に必要なのは、何字? - チェコ好きの日記

    古今東西、すぐれた古典文学は多々あるわけですが、“古典文学”というやつはどうにもこうにも効率が悪い、と思います。まず読むのに時間がかかります。頭も精神もけっこう使います。もちろんそれに費やした時間を無駄に思うことなんてないですが(むしろ、諸々の時間を節約したいと思うのは文学に向き合う時間を捻出するためですが)、古典文学というのは決してインスタントな楽しみ方はできません。 そんな古典文学ですが、私は基的には「出版されてから10年を経ていないは読む価値がない」と思っています。まぁ、そんなことをいいつつも実際は出版されて10年未満のも余裕でいっぱい読んでいるんですが、「今話題の」と「古典」があったらとりあえず「古典」に手を伸ばす人間でありたいな、とは常日頃思っています。 ★★★ 「今話題の」ならば、つまんないなー、失敗したなー、と思うことはあっても、挫折した、読み通せなかった、となるこ

    大人の「読書感想文」に必要なのは、何字? - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/07/02
    「無理矢理アウトプットしたものは半端なものになりやすい」なんて意見もあるかもしれないけれど、「分からない」を分かろうとする努力は大切だと思う。僕自身、学生時代の読書感想文で揉まれた感じはあります。
  • 「誰がいったか」と「何をいったか」と「何をいわなかったか」 - チェコ好きの日記

    インターネット上の発言において、「誰がいったか」「何をいったか」みたいな話題をよく見かけるし、私もそれについて、いろいろ書いたことがあります。 ブログやSNSでプロフィールをはっきり書くと、ラクできる? - (チェコ好き)の日記 顔が見えない、匿名でいくらでも嘘がつける場所だからこそそういう話題がのぼるわけですし、何の肩書きもない個人が、時と条件が重なれば発言力をもてるようになったというのは、当に面白い時代だよなー、と思います。 「誰がいったか」と「何をいったか」と「何をいわなかったか」 ただし、場所はあくまでも全世界の人がアクセスできるインターネットなわけで、当然ながら自分の日記や手帳のように、何でもかんでもポイポイ書けるわけではありません。自分の名や顔写真を出す人はいても、家族や友人の名前や顔写真を出す人はなかなかいないです。あとは、「書かないもの」の代表といったら住所ですよね。加

    「誰がいったか」と「何をいったか」と「何をいわなかったか」 - チェコ好きの日記
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    ornith 2014/06/26
    抱いたイライラをネット上で発言することで、「1」だったイライラ度が跳ね上がるというのは、かなり大勢に当てはまるんじゃないかと思った。文字じゃ伝わりにくいものを、自然と強い言葉に置き換えているような。
  • 人生相談はなぜ面白いのか 「悩みのるつぼ」〜上野千鶴子編〜 - チェコ好きの日記

    朝日新聞に掲載されているという、「悩みのるつぼ」。新聞読者からのお悩みに、岡田斗司夫、上野千鶴子、美輪明宏などの凄腕(?)回答者が答えていくという、ちょっと他ではお目にかかれない人生相談です。 そんな「悩みのるつぼ」からは、現在3人の回答が書籍化されており、その1冊が先日書いた岡田斗司夫の『オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)』でした。 人生相談はなぜ面白いのか 「悩みのるつぼ」〜岡田斗司夫編〜 - (チェコ好き)の日記 今回は、これの上野千鶴子編、『身の下相談にお答えします』の感想を書こうと思います。 身の下相談にお答えします (朝日文庫) 作者: 上野千鶴子出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/05/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る ズレた会話しかできない長男  相談者:主婦 40代 まず、こちらののなかで、私

    人生相談はなぜ面白いのか 「悩みのるつぼ」〜上野千鶴子編〜 - チェコ好きの日記
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    ornith 2014/06/04
    過去の新聞のコーナーを追いかけてみるのは楽しそう!図書館を使ってできないかな。
  • 「浅はかな知識でエラそうなエントリを上げちゃう」私の久々ブログ論 - チェコ好きの日記

    ブログを書いているみなさんは、「エゴサーチ」ってけっこうやっているんでしょうか? 私は怖いので基的にはやらないようにしているんですが、た・まーに魔がさしてやってしまうこともあります。で、先日ついつい魔がさしてしまいまして、エゴサーチしてみたら、こちらのエントリを発見。 http://anond.hatelabo.jp/20140426165331 チェコ好きも結構バカだよ。浅はかな知識でエラそうなエントリを上げちゃうあたり。知識や見解の不足が問題なのではなく、適当な記事をでっちあげちゃうあたりがバカ。 文章からビッチ臭がしないだけマシだが。 ■返信ありがとうございます くだんの方については、たまたま自分に知識がある分野のエントリを目にする機会があり、 「え、この程度で世界に発信しちゃうの?ブログってなんでもありだな」とびっくりした経験があったため、発言しました。 その堂々としたふるまいは

    「浅はかな知識でエラそうなエントリを上げちゃう」私の久々ブログ論 - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/06/02
    ブログの魅力って何だろう?と考えてみると、形式にとらわれない自由さだったり、そこで自然発生する緩いコミュニケーションだったり、個人であるがゆえの不完全性とか曖昧なんだと思う。プロや作家とは違うのです。
  • 「勝負パンツ」という言葉によって認識される世界 - チェコ好きの日記

    もしかしたら今夜はあんなことやこんなことが起こるかもしれない、という期待に備えて履いて出かける、とびっきりの下着。ときに人はそれを「勝負パンツ」とよびます。そしてこんなことを考えるのは私たち日人だけではもちろんなく、イギリス人でもアメリカ人でも中国人でもインド人でも、(たぶん)全人類が似たようなことを思いついているみたいです。 何でこんな話をしているのかというと、最近読んだコリン・ジョイス氏の『「ニッポン社会」入門』というがすごく面白かったからです。ジョイス氏は、イギリス生まれ・オックスフォード大学出身のジャーナリスト。彼が自国イギリスについて書いたもめちゃ面白いです。 「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書) 作者: コリンジョイス,Colin Joyce,谷岡健彦出版社/メーカー: 日放送出版協会発売日: 2006/12メディア: 新書購入: 14人 クリ

    「勝負パンツ」という言葉によって認識される世界 - チェコ好きの日記
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    ornith 2014/05/29
    ちっちゃい「っ」の入る言葉のリズム感が好き。ずんぐりむっくり。ところがどっこい。お腹いっぱい夢いっぱい。おっぱい。
  • 「引っ越しが趣味」って人は健全な気がする - チェコ好きの日記

    タイトルのままなんですけど、たまに「引っ越しが好きです」「趣味は引っ越しです」という人が、著名人でもリアルの場でもいるんですよね。著名人だと、たとえば社会学者の上野千鶴子さんが、著書でそういっていた気がします。私自身は引っ越し回数は少なく全然「趣味」ではないんですけど、今回はそんな「趣味は引っ越し」って人は何かいいなぁ、と思った話をします。 「引っ越しが趣味」な人は持ち物が少ない? あくまで憶測なんですけど、「引っ越しが好きです」という人は持ち物が人よりも少ないんじゃないかなー、と思いました。引っ越し作業はただでさえとても骨が折れるものなので、もしモノを大量に所有している人だったら、「引っ越しが好き」なんていえなくなるんじゃないかと思うんですよね。 モノが少ないから引っ越しが好きになるのか、引っ越しが好きでくり返しているうちにモノが減っていったのかは定かではありませんが、モノが少なくて住居

    「引っ越しが趣味」って人は健全な気がする - チェコ好きの日記
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    ornith 2014/05/12
    「趣味」っていう表現はおもしろいにゃー。小さな頃から転勤族として育ってきたこともあって、引越しに対して忌避感はないし、むしろできることならぶらぶらと拠点を移しながら生活したい。
  • 第2回ブロガーミーティングに参加した感想 - チェコ好きの日記

    けっこう時間が経ってしまいましたが、ヘンテナブログの渕上さん(id:you-7188)が主催されている「4月27日開催の第2回ブロガーミーティング! テーマは『ブロガーポータル(仮)をつくる』 - ヘンテナブログ」に、暇だったので参加してきました。第1回目に参加したいろいろな方がレポートを書いていたのを読んで、面白そうだなと思ったからです。 会場は、渋谷にあるシェアハウス「リバ邸」。案内してもらいましたが、方向音痴な私は二度と1人でたどりつける自信がありません。なお、渋谷の待ち合わせ場所にイケダハヤト氏が現れたときは「イケダハヤトって当にいるんだ……」と妙な感動を覚えましたが、私としてははてなブログ界隈でおなじみの池田仮名さん(id:bulldra)やツベルクリン良平さん(id:juverk)にお会いできたことも感激でした。また、女性参加者が少なく若干肩身が狭かったため、同じく女性ブロガ

    第2回ブロガーミーティングに参加した感想 - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/05/09
    なんだろう…イベントレポートよりも、イラストが妙に心に残って、なのにその感覚を言葉に出来ない……。まさか、これが恋……!?
  • 『失恋ショコラティエ』に見る、私的少女マンガ考 - チェコ好きの日記

    「面白い」「イライラする」「石原さとみが」などと評判になっていたので、マンガ『失恋ショコラティエ』を7巻まで読んでみました。ドラマのほうはすごいとばしながら第1話を見ただけなので、今回のエントリは基的に原作であるマンガ版のみについて言及します。内容にはあまり詳しく触れないので、あらすじなど概要を知りたい方は【失恋ショコラティエ - Wikipedia】から。 失恋ショコラティエ 1 (フラワーコミックスアルファ) 作者: 水城せとな出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/01/09メディア: コミック購入: 5人 クリック: 204回この商品を含むブログ (126件) を見る失恋ショコラティエ(1) (フラワーコミックスα) 作者: 水城せとな出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/03/05メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 少女マンガの王道を行く 例外は

    『失恋ショコラティエ』に見る、私的少女マンガ考 - チェコ好きの日記
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    ornith 2014/04/04
    ラノベを読んでいても、「過去のトラウマの肥大化」はたびたび見かけるような気がする。/“少女マンガにおける人間関係・恋愛関係のインフレ”
  • 意識高い(笑)論争によせて スティーブ・ジョブズと、一休さん。 - チェコ好きの日記

    元の記事とあまり関係ない話になりそうなので、反則かな? と思いつつリンクは貼らないんですけど、最近ネット上で「最初の3年で仕事人生が決まる」という話題が盛り上がっていたようです。そこから派生したテーマである、「意識高い(笑)」「意識低い」論争みたいなのも一通り読んだんですけど、私はなぜか昔から、「意識高い(笑)」という言葉を聞くと胸がザワザワしてしまうという持病があるんですね。そこで今回は、この持病を克服するために、「意識高い(笑)」に関する私の見解を、ちょこっと書いてみようかなと思います。 「意識高い(笑)」が嫌がられる当の理由 まず、一般的にいわれている「意識高い(笑)」の定義を確認しておくと、こんなところになるでしょうか。 学生生活を人なりに実りあるものにしようと頑張っているが、周りから見ると痛々しくなってしまう学生の言動 意識の高い学生(笑)とは - はてなキーワード この定義

    意識高い(笑)論争によせて スティーブ・ジョブズと、一休さん。 - チェコ好きの日記
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    ornith 2014/03/23
    自身を鼓舞する意味での、ちょっとした意識の高さ、誇大表現くらいならば良いと思う。/最も残念なのは、周囲の意識の高い人間をバカにすることに徹する傍観者。朝井リョウさんの『何者』で示されていたように。
  • あんまり手軽には読めない良書ガイドブックを5冊集めてみました - チェコ好きの日記

    が好きな人って、いったいどこから自分の読みたいを見つけてくるんでしょう? もちろん人それぞれだとは思いますが、純粋な興味として、隣の人のようすはついつい気になってしまう私です。 私の場合、店頭にならんでいるなかから気になるタイトルのものを見つけてきて買ったり、巻末の“参考文献”をたどってみたり、通勤中とかにふと降ってきたキーワードで検索して出てきたamazonで買ってみたりとかしているんですが、飛び道具としてたまに使ってしまうのが、「のガイドブックを買う」こと。世の中には面白いを集めた「」なるものが存在していて、そこでは自分のまわり半径5mを少し出たところから、興味深いに出会うことができます。 そんなガイドブックの唯一の欠点は、のなかで紹介されているを「読んでいないのに読んだ気になって満足してしまう」ところです。でも、ガイドブックに紹介されているすべてのを読まなく

    あんまり手軽には読めない良書ガイドブックを5冊集めてみました - チェコ好きの日記
  • もしヘンリー・ダーガーが、アウトサイダー・アーティストでなかったら…… - チェコ好きの日記

    私の好きなアーティストに、ヘンリー・ダーガーという、シカゴ生まれのちょっと変わった人がいます。いや、“アーティスト”とよぶのは適切ではないかもしれません。なぜなら生前のダーガーは、一度も“アーティスト”として仕事をしたことはなかったからです。 1892年にイリノイ州シカゴ市内にて、ドイツ系移民のもとに生まれたダーガーは、幼くして母を失います。学業に関しては優秀で飛び級を経験するも、「口・鼻・喉を鳴らして奇妙な音を立て、級友たちを楽しませようとした」(自伝より)などの奇癖があり、同級生たちの反感を買ってしまいます。「クレイジー」というあだ名で呼ばれ、いじめられたダーガーは、感情障害の徴候もあったとされ、12歳になると精神薄弱児収容施設に移されます。その施設というのが、これなかなか壮絶なところだったようで、ダーガーの入所中、虐待や陰湿な体罰・放置による入所者のケガや事故、または遺族の許可なく実

    もしヘンリー・ダーガーが、アウトサイダー・アーティストでなかったら…… - チェコ好きの日記
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    ornith 2014/03/03
    基本的に「作品」は独立したものと考えているけれど、作家論の視点も楽しい。「作品」という物語と、「作家」という物語、2つを同時に楽しみつつ、それらの関係性によって3つ目の「物語」が見えてきて、おいしい。
  • ニッポンの美の概念 婆娑羅とヤンキー - チェコ好きの日記

    私は地方公立中学の出身なんですが、公立中なので、クラスにはもちろん“ヤンキー”がいました。朝教室に行くと黒板にデカデカと「喧嘩上等」と書いてあったり、授業中に隣のクラスの子が鉄パイプを持って殴り込んできたり、校庭を原付で走り回った子が警察呼ばれたりしていました。 そんなヤンキーくんたち、服装がとにかくド派手。特に、うちの中学のヤンキーはおしゃれな“チーマー”とかではなく、特攻服とかを着ている暴走族系のヤンキーだったので、私はよく背中に書かれている文字に釘付けになったものです。「あの漢字、何て読むんだ……?」と。 今となってはすっかり保守派と化してしまい、あまりけばけばしいものは好まない私ですが、中学2〜3年生くらいのときって男女問わずヤンキー的なものがかっこよく思えてしまうこと、ありますよね。ヤンキーくんが卒業式のときに着てきた、おそらくいちばん気合いの入った特攻服、今でも覚えています。「

    ニッポンの美の概念 婆娑羅とヤンキー - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/02/26
    ほへー!おもしろいな!街中でそれっぽい人がゴテゴテにキメているのを見ると「うわあ……」となってしまうけれど、ひとつのデザイン・装飾としては、割と好きだったり。
  • 私はなぜブログで堂々とネタバレをしてしまうのか - チェコ好きの日記

    私はこのブログで、よく映画や書籍の感想を書いています。そんななか、ときどきいただいてしまうコメントに、「ネタバレが多い!」というものがあります。 そんなコメントをもらってしまった際には、申し訳なかったなぁと反省しつつも、最初にこの類のコメントをもらったとき私は正直びっくりしてしまったんですよね。というのも、私自身は、ネタバレしているつもりがまるでなかったのです。1回目は何かの勘違いかと思ってスルーしていたのですが、2回目、3回目と同様のコメントをいただくなかで、どうやら自分は“ネタバレ”の定義が世間と大きくズレているらしいということに、ようやく気付くことができました。 私のような、おかしな“ネタバレ”の定義をもっている人って、他にいるのかな? どちらにせよ少数派な気がしますが、もし共感してくれる人がいたらうれしいので、今回は私のなかの“ネタバレ”について、ちょこっと書いてみようかと思います

    私はなぜブログで堂々とネタバレをしてしまうのか - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/02/24
    「物語」作品において、どの部分に価値を見出しているのか、という差なのかも。結末なのか、過程なのか。未視聴、ただ、未読の人にとっては、どの部分が面白いかがまだ未知数なので、なんとも。
  • 「あなたにとって芸術とはなんですか?」に回答してみます - チェコ好きの日記

    またしても、ask.fmからブログネタをひろってきました。私自身はすっかり見逃していたのですが、最近運営から「あなたにとって芸術とはなんですか?」という質問が出ていたようです。id:zuiji_zuishoさんが教えてくれたので、今回はこれに回答してみようかと思います。 今日の運営からの質問が「あなたにとって芸術とはなんですか?」でした! — ぜんぜん気が付きませんでした。せっかくなのでブログに書いてみようかな。 http://t.co/gMClAWCFIo— (チェコ好き) (@aniram_czech) 2014, 2月 14 芸術とは、エロです 私、実は人にされるのがいちばん嫌な質問というのがありまして、それが「休みの日は何してるの?」あるいは「趣味は何?」みたいな類の質問なんですね。 事実をありのままに伝えようとすれば、私の場合これへの回答は「読書です」とか「美術館へ行くことです」

    「あなたにとって芸術とはなんですか?」に回答してみます - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/02/15
    芸術はエロ、宗教。僕にとってのそれはなんだろう、と考えて、パッと出てこなかった。/“低俗であると同時に高尚、というか、低俗も高尚も大衆娯楽も哲学も、すべてを内包してしまうブラックホールみたいなもの”
  • 「おとぎ話」の作者はだれなのか? - チェコ好きの日記

    おとぎ話……西洋ふうにいえばメルヘン、またはフェアリーテール(妖精物語)といったりもします。 今回、その「おとぎ話」をテーマにエントリを書くにあたって、「メルヘン」をウィキペディアで調べてみました。いわく、主人公がもともとその世界の住人であるものが「メルヘン」で、主人公が異世界とこちらの世界を行き来するものは「メルヘン」ではなく「ファンタジー」に分類するそうです。へぇー。 メルヘン - Wikipedia そんなメルヘン、もといおとぎ話ですが、代表的な物語として思い付くのはやはりグリム童話にあるような「ヘンゼルとグレーテル」とか、「灰かぶり(シンデレラ)」とか、「白雪姫」でしょうか。日の物語でいうと、「桃太郎」とか「一寸法師」とか「舌切り雀」あたりですかね。どの物語にも、魔女とか妖精とか鬼とか、現実社会では想定しづらいモノ・コトが登場します。しかし、物語のなかの主人公たちはそれに特に驚く

    「おとぎ話」の作者はだれなのか? - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/02/13
    物語の伝わり方としては、妥当かどうかは別として、後者の説が好き。文化や習慣に関しても、世界各地で類似の事例があることを考えれば、「物語」がそうであってもおかしくないと思う。
  • 暇な時や眠れない夜におすすめ 50音タイトルゲーム - チェコ好きの日記

    たとえば、事故で電車が止まってしまって、ちょうどとか持っていなくて携帯の充電も切れかけているとき。 たとえば、早く寝ないといけないのに、なかなか寝付けないとき。 そんなときは、私が開発した(?)「50音タイトルゲーム」をやってみましょう。 50音タイトルゲームとは、「あ」から順番に、その音で始まる映画のタイトルをあげていくという、1人でできる極めて単純なゲームです。もちろん映画のタイトルじゃなく、マンガや小説のタイトルでも作家でもべ物でも何でもOKです。ただ、私は映画のタイトルでやるのがいちばん面白かったです。 私はある寝付きの悪い夜に布団にもぐって、ふと思いついたこれをやってみたんですが、映画のタイトルを考えながらナ行〜ハ行あたりで眠りに落ちることができました。眠れない夜に試す場合は、あまり気でやりすぎると頭が起きてしまうので、「羊が1匹、羊が2匹……」の要領でふんわりぼんやりやっ

    暇な時や眠れない夜におすすめ 50音タイトルゲーム - チェコ好きの日記
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    ornith 2014/01/18
    人によって全く別の作品が思い浮かんできそうで、おもしろい!やってみようかな。
  • 絵画に隠された意図を読む - チェコ好きの日記

    芸術作品を鑑賞するとき、必要なのは「感性」だと思いますか、それとも「知識」だと思いますか? 結論からいうと、「『感性』だけでも楽しめるけど『知識』があるとなおよし、ただし『知識』だけで観るのはつまらない」といったあたりが、おそらく正解に極めて近い解答です。 『あなたの美術の知識がどれくらいあるかを試す例題10問 - (チェコ好き)の日記』でも書きましたが、私たちのような一般人が、普通に文字の読み書きができる社会になったのは歴史的にみればつい最近のこと。それまでは長らく、文字の読み書きなんて一部の貴族や高僧以外できない、必要ない、という社会がずっと続いていたのです。 そんな時代に絵画が果たしていた役割の1つが、「メディア」でした。絵のなかに様々なモチーフを盛り込んで、文字の読み書きができない大衆に対して「こういうことをしていると地獄に落ちますよ」「こういうふうにすれば天国に行けますよ」みたい

    絵画に隠された意図を読む - チェコ好きの日記
    ornith
    ornith 2014/01/14
    絵画を含めた芸術作品全般は、さりげなく提示されている意図を汲み取れれば、ものすごく楽しく鑑賞できるんだろうな。橋もそうだけれど、日本の作品には物と物の「境界」を示唆する演出が多い印象。