ストリップ劇場を舞台にした演芸ショー。来場者が踊り子の衣装をまとい、披露するコーナーもあった=8月31日 ストリップ劇場といえば怪しげな雰囲気がある。だが東京・浅草などでは昔、芸人が幕あいにコントなどを披露する修業の場でもあった。全国的に劇場の閉鎖が相次ぐ中、大衆文化の施設として見直してもらおうと、八戸市内丸1丁目の八戸マノン劇場で、演芸ショーが初めて開かれた。昭和が色濃く残る舞台を一目見ようと、全国から約100人が詰め掛け、立ち見客も出る盛況ぶりだった。 八戸マノンは市庁舎近くの裏通りにあり、約30年の歴史を持つ小劇場。「子どものころから気になっていた」(40歳男性)という市民は多く、現在は国内最北のストリップ劇場といわれる。 演芸ショーは、通常公演の合間を縫って8月31日に行われた。踊り子で八戸市出身の歌手兼パフォーマー瀬知素子さん(35)が「ストリップファン以外の人や女性に劇場を