<八尾は猛反発、米軍はノーサンキュー> 新型輸送機「オスプレイ」の訓練の一部を、八尾空港(大阪府八尾市)で受け入れるとブチ上げた橋下徹・大阪市長。維新の会の松井一郎・大阪府知事らと官邸に乗り込み、TVカメラに囲まれていたが、これほどフザけた男は見たことがない。実現性は「ゼロ」で、ただのパフォーマンスなのである。 まず、八尾空港の滑走路は1490メートルで手狭。離発着するのはセスナと小型ヘリがほとんどだ。そもそもオスプレイのような中型機や大型機の受け入れを想定していないし、セスナとオスプレイは燃料が違うため、給油施設も新設しなければならない。格納庫の確保も困難だ。 おまけに空港周辺は住宅密集地。半径1キロに小・中学校が11校もある。墜落事故もこの5年間に数件発生していて、市民は口をそろえて「受け入れNO」と猛反対だ。 米軍にしたって、八尾空港でオスプレイの訓練をする気はまったくない。