フィギュアを持つ三仏寺の米田良順さん。右奥が国指定重要文化財の蔵王権現立像=三朝町三徳蔵王権現立像のフィギュアを監修するみうらじゅんさん蔵王権現立像のフィギュア 【山崎聡】鳥取県三朝町の三徳山三仏寺に安置されている国指定重要文化財「蔵王権現立像(ざおうごんげんりゅうぞう)」が、精巧なフィギュアになった。埼玉県の企業が手がけ、仏像好きで知られるイラストレーターのみうらじゅんさんが監修。24日に全国で発売され、手のひらサイズで仏像ファンに迎えられる。 蔵王権現立像は、国宝「投入堂(なげいれどう)」の正本尊として平安時代の1168年に安置されたとされる。魔を払う怒りの表情で髪は逆立ち、右手をあげて右足で踏み込み、左手は腰のあたりで印を結ぶ。高さ1メートル15センチ。ヒノキの寄せ木造りで、有名な仏師運慶の父・康慶(こうけい)の作との説もある。かつては投入堂に安置されていたが、現在は参道沿いの宝
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