国立ハンセン病療養所の入所者が職員削減に抗議してハンガーストライキを計画している問題で、田村憲久厚生労働相は14日、厚労省で入所者代表らと面会し、2014年度は、前年度と同数の定員を確保した13年度以上に、療養体制を充実させる意向を表明した。 【重監房の跡地調査で…】ハンセン病療養所でわんや箸など発掘 過酷生活裏付け ハンセン病療養所は国の合理化策の一環で職員の削減が続き、介護や看護の質が大幅に低下。入所者が「生存権が脅かされている」と訴えた結果、13年度は削減分と同数の介護職員などが補充され、前年度と同じ職員数になった。しかし、全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)が今年7月、各地の入所者に聞いたところ「加齢や認知症で介護の必要性は増し、忍耐の限界を超えている」と、さらなる職員増を求める声が相次いだ。 田村厚労相は「皆さんが13年度の定員数でも不十分だと訴えていることを踏まえ、1