2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会の会長に就任する森元首相は、18日のテレビ東京の番組で、小泉元首相が訴えている「原発即時ゼロ」について、「6年先の五輪のためにはもっと電気が必要だ。今から(原発)ゼロなら、五輪を返上するしかなくなる。世界に対して迷惑をかける」と批判した。
2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会の会長に就任する森元首相は、18日のテレビ東京の番組で、小泉元首相が訴えている「原発即時ゼロ」について、「6年先の五輪のためにはもっと電気が必要だ。今から(原発)ゼロなら、五輪を返上するしかなくなる。世界に対して迷惑をかける」と批判した。
東日本大震災からの復興をテーマに掲げる2020年東京五輪。被災地では開催を歓迎する声が上がる一方、本当に復興に役立つのか、疑問視する声も少なくない。 ◇福島 福島第1原発事故の影響で双葉町から避難し、福島市の仮設住宅に住む無職の鈴木トクさん(79)は「五輪が開かれれば、外国からも人が来て盛り上がるから良い。経済効果が東北や被災地にまで及んでくれれば」と語った。いわき市小浜町で、放射性物質検査のためアワビやウニなどを水揚げした漁業の丹野信一さん(77)も「素直に歓迎すべきだ」と話したが「汚染水問題が解決するか分からず、漁業の復興は道半ば。福島へ支援の手が届くのか心配になる」と表情を曇らせた。 富岡町で被災し、三春町の仮設住宅に家族5人で避難する派遣社員の萩原光代さん(45)も「復興のアピールばかりで被災地をなおざりにしてもらっては困る」とくぎを刺した。浪江町から避難し、福島市の仮設住宅
朝日新聞社が7〜8日に実施した全国定例世論調査(電話)で東京電力福島第一原発の汚染水問題を聞いたところ、安倍政権が今月決めた対策について「対応が遅かった」が72%に上り、「早かった」の15%を大きく引き離した。汚染水問題に対して国はもっと前面に出るべきだと思うかと尋ねた質問でも、「出るべきだ」は89%に達した。 汚染水問題については、どの程度深刻だと思うかという質問も4択で尋ねた。「深刻だ」という回答は、「大いに」72%と「ある程度」23%を合わせて95%に及んだ。 続きを読む関連記事汚染水漏れ「民主は抜本的対応取らず」 自民・石破氏9/7「国会開き汚染水漏れ問題議論を」 民主・長妻氏9/7汚染水「政府の先送り体質に問題」 みんな・浅尾幹事長9/3中国公船「海警」3隻、尖閣諸島沖に侵入8/27中国公船4隻が領海侵入 尖閣諸島沖8/7(声)気掛かり 選挙情勢調査報道9/1相手国の印象、9割
【ブエノスアイレス=大谷次郎】安倍晋三首相は7日午前(日本時間7日夜)、2020年夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会のプレゼンテーションで、東京招致への最大の懸案となっている東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題について「東京は世界で最も安全な都市のひとつだ。それは今でも2020年も同じだ」と述べるなど“安全宣言”を行い、東京開催への理解を求めた。 首相はこれまで各国要人と会談するたび、五輪招致アピールのピンバッジを胸からはずし、相手に手渡すなど、熱心に「TOKYO」を売り込んできた。 この日のIOC総会にも、ロシア・サンクトペテルブルクで5、6両日に開催された20カ国・地域(G20)首脳会合を切り上げ、乗り込んだ。総会前夜までIOC委員と面会を続け、票固めを進めてきた。しかし、招致レースの最終盤で浮上した福島第1原発の汚染水問題が重くのしかかってきた。海外メ
【ブエノスアイレス=大谷次郎】安倍晋三首相の国際オリンピック委員会(IOC)総会でのプレゼンテーションの発言要旨は次の通り。 【福島第1原発】 (東京は)世界で最も安全な都市の一つ。それは今も2020年も同じだ。(東京電力)福島第1原発の状況はコントロールされている。私たちは決して東京にダメージを与えない。 【五輪への思い】 目を閉じると1964年の東京五輪開会式の光景がよみがえる。私は10歳だったが、スポーツが世界を結び付けると学んだ。 【新たな息吹】 五輪ムーブメントに新たな息吹を吹き込むことができる。スポーツ教育プログラムをつくっていく。IOCと力を合わせ活動し、スポーツの力を通じて世界をより良い場所にしていく。 【質疑】 −−福島第1原発が東京にダメージを与えないという科学的根拠は 汚染水の影響は福島第1原発の港湾内の0・3平方キロの範囲内で完全にブロックされてい
質疑応答で、福島第一原発の汚染水漏れについて聞かれ、安倍晋三首相(左)に耳打ちする東京招致委の竹田恒和理事長=7日、ブエノスアイレス、樫山晃生撮影福島第一原発の汚染水問題についての質問に答える安倍晋三首相=7日、ブエノスアイレス、樫山晃生撮影 安倍晋三首相は7日午前(日本時間同日夜)、2020年夏季五輪の開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会で、東京電力福島第一原発の汚染水漏れについて「健康問題は、今までも現在も将来も、まったく問題ない」と強調した。首相はさらに、「抜本解決にむけたプログラムを私が責任を持って決定し、実行していく」と述べ、政府主導で対策を講じていくことを約束した。(ブエノスアイレス) 関連記事東京の招致プレゼン終了 午前5時に五輪開催地発表9/8「五輪の力、被災地で感じた」体験交え、熱いプレゼン9/7東京招致団、雨の中会場へ 太田選手「うれし涙かな」9/7「東
IOC総会でのプレゼンテーションで、東京開催を訴える安倍晋三首相=ブエノスアイレスで2013年9月7日午前11時7分、梅村直承撮影 【ブエノスアイレス藤野智成】2020年夏季五輪の開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会が7日、当地のホテルで開かれた。トルコ・イスタンブール、東京、スペイン・マドリードの順に最終プレゼンテーション(招致演説)に臨み、投票は委員2人が欠席したため、1回目は95人(立候補国の委員とロゲ会長を除く)で実施となった。同日夕(日本時間8日早朝)に開催都市が発表される。 【首相の発言要旨】 前回の16年五輪招致で落選した東京は、夏季では1964年以来56年ぶり2回目、冬季の72年札幌、98年長野の両大会も含め、22年ぶり4回目の日本開催を目指して挑戦した。 東京の演説の前に、高円宮妃久子さまが壇上に立ち、「IOCの支援は日本の子どもや若い選手に希望をもたら
イヴ・クラインの青色「インターナショナル・クライン・ブルー」を讃える西野嘉章さんの作品「イヴクライン讃」。中には「ラピスラズリ」が入っているという 同展は49人のクリエーターが仕事以外の分野でそれぞれが目利きとなり選んだ商品を展示・販売する企画展。会場内には49店舗から成る商店街が登場する。 各店舗には屋号が付けられ、ロゴデザインは佐藤卓さんが手がけた。出店するのは杉本博司さんが店主を務める「杉本昭和堂」、小山薫堂さん「小山くん堂」、深澤直人さん「ハト時計店」、松岡正剛さん「見開屋」、仲條正義さん「傘燦々」など。 杉本さんは「昭和」という時代に焦点を当て、これまでに収集してきた天皇陛下や美智子皇后などが表紙に登場する「TIME」34冊(2,000円~2万円)を販売。小山さんは「文字の切り売り」で生原稿を販売。自身の原稿を1文字178円で換算し、文字数に準じて販売価格を決める。 同ギャラリー
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