優雅な舞が繰り広げられる道の両側には、観光客の人垣が続く=1日、富山市八尾町諏訪町優雅な踊りが繰り広げられる道の両側には、観光客の人垣が続いた=1日、富山市八尾町諏訪町 哀愁漂う胡弓(こきゅう)の音色に合わせ、踊り手が優雅な舞を見せる富山市八尾町の「おわら風の盆」。秋の風が吹く9月最初の3日間に、豊作を祈って地域の軒先を踊り歩く姿を、優美さに魅せられた人が後に続いたのが見物の起こりだ。ただ、人口約5千人のかいわいに、20万人を超える観光客が押し寄せるようになり、「伝統」と「観光」の間できしみが生じている。 1日午後10時前。石畳の薄暗い通りで、数人の女性ツアー客らが、交通整理をする浴衣姿の男性に詰め寄っていた。「もう帰りのバスの時間。8時半から見られるって聞いてたのに、何も見ないで帰れって言うんですか」。男性は「苦情は旅行会社に言って」とそっけなかった。 1985年に出版された高橋治
新歌舞伎座のこけら落とし興行で上演された「連獅子」=3日午後、大阪市天王寺区、飯塚晋一撮影新歌舞伎座のこけら落としで上演された「太閤三番叟」=3日午前、大阪市天王寺区、飯塚晋一撮影新歌舞伎座のこけら落とし興行で口上を述べる市川右近さん(中央)ら一門=3日午後、大阪市天王寺区、飯塚晋一撮影新歌舞伎座のこけら落としでテープカットする市川右近さん(左から2人目)ら関係者=3日午前、大阪市天王寺区、飯塚晋一撮影 大阪・難波から上本町に移転した新歌舞伎座で3日、こけら落としの「二十一世紀歌舞伎組公演」が始まった。開演前のロビーでは大勢の初日客が見つめる中、出演する市川右近さんらがテープカット。上本町に復活した芝居のにぎわいを祝った。 360度のパノラマ画像はこちら(音声つき) 新歌舞伎座は、近鉄劇場跡地に8月末開業した複合ビル「上本町YUFURA(ユフラ)」6〜8階にオープンした。難波時代に出演
イヴ・クラインの青色「インターナショナル・クライン・ブルー」を讃える西野嘉章さんの作品「イヴクライン讃」。中には「ラピスラズリ」が入っているという 同展は49人のクリエーターが仕事以外の分野でそれぞれが目利きとなり選んだ商品を展示・販売する企画展。会場内には49店舗から成る商店街が登場する。 各店舗には屋号が付けられ、ロゴデザインは佐藤卓さんが手がけた。出店するのは杉本博司さんが店主を務める「杉本昭和堂」、小山薫堂さん「小山くん堂」、深澤直人さん「ハト時計店」、松岡正剛さん「見開屋」、仲條正義さん「傘燦々」など。 杉本さんは「昭和」という時代に焦点を当て、これまでに収集してきた天皇陛下や美智子皇后などが表紙に登場する「TIME」34冊(2,000円~2万円)を販売。小山さんは「文字の切り売り」で生原稿を販売。自身の原稿を1文字178円で換算し、文字数に準じて販売価格を決める。 同ギャラリー
東急百貨店(渋谷区道玄坂2)7階に9月2日、大型書店「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」(TEL 書籍=03-5456-2111、ステーショナリー=03-3477-3524)がオープンした。 ジュンク堂(兵庫県神戸市)は昨年3月、大日本印刷(以下DNP)との資本提携を発表。渋谷店はDNP傘下の丸善(品川区)と業務提携し、共同でオープンする1号店。10月9日には、2号店目となる「MARUZEN&ジュンク堂書店 広島店」(広島県広島市)をオープンする。 同店はこれまで東急本店に出店していた文具店「丸善」が売り場を約2倍に拡大しリニューアルするかたちで出店。売り場面積は1,100坪(3,630平方メートル)。渋谷エリアでは「H&M渋谷店」(宇田川町)が現在出店している文化村通り沿いに出店していた「ブックファースト渋谷店」が2007年に移転縮小して以来の大型書店復活となる。 店長の中村洋司さ
大阪・千日前のうどん店「釜たけうどん」(大阪市中央区難波千日前、TEL 06-6645-1330)で9月27日~10月3日の7日間、各地の人気うどん店が日替わりで出店するイベント「udon fantasista(うどんファンタジスタ) 2010」が開催される。 同イベントは、「釜たけを舞台にした奇跡の7日間」をキャッチフレーズに、讃岐うどんの本場・香川県の人気うどん店や、讃岐うどんをベースに独自の進化を遂げている各地の人気うどん店が日替わりで出店するもの。 出店するのは、27日=「SIRAKAWA」(香川県三豊市)、28日=純手打うどん「よしや」(香川県丸亀市)、29日=うどん工房「名麺堂」(徳島県徳島市)、30日=手打ちうどん「山元麺蔵」(京都府京都市)、10月1日=「日の出製麺所」(香川県坂出市)、2日=うどん酒場「肉芝」(東京都港区)、3日=さぬきのうどん家「はた坊」(石川県七尾市)
パナソニック電工は、「バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン」展を9月18日から12月12日まで開催する。入館料は一般700円、大学・高校生500円。 バウハウス(Bauhaus)は、1919年に独ヴァイマールに設置されたデザインと建築のための学校。「すべての造形活動の最終目的は建築である」という理念の下、職人的な技術力を備えた芸術家の育成を行っていた。 キッチンについては、女性を家事労働から解放するための機能的な空間ととらえ、新しい視点での周辺器具を提案。展覧会では、ポットやティーストレイナーなど200点を紹介する。 会場内には、初代校長を務めたグロピウスが設計したオスカー・シュレンマー邸のキッチンを1/1スケールで再現。無駄をそぎ落としたデザインや生活様式の歴史的意義を体験できるだろう。 バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン 展 会場:パナソニック電工 汐留ミュージアム 東京
韓国静かに「漢字復活」の潮流 子ども向けマンガが大ヒット(1/3ページ)2010年8月30日11時2分 BOOK21の金永坤社長は「日本では11月から、iPadやiPhone向けに『魔法千字文』日本語版の提供を始める」という=韓国坡州市、竹端写す 『魔法千字文』の3Dアニメ化を進めるG&Gエンターテインメントの鄭極布CEO=ソウル市、竹端写す ハングル文字を重視してきた韓国で、静かに“漢字復活”の動きがある。楽しみながら漢字を学べる小学校低学年向けの学習マンガ『魔法千字文』シリーズが大ヒットしているのだ。漢字の魔法を武器に主人公のソン・ゴクウ(孫悟空)が大暴れするストーリーが人気で、既にテレビアニメ化も決まった。 戦う相手を小さくするには「小」、火で攻めてきた相手には「風」。一つ一つの漢字を魔法の呪文として使い、サル族のボス、ソン・ゴクウが次々と怪物や悪党を倒していく。主人公を応援しながら
1953年、上海市生まれ。85年に来日。『蛇頭』、『「中国全省を読む」事典』、翻訳書『ノーと言える中国』がベストセラーに。そのほかにも『日中はなぜわかり合えないのか』、『これは私が愛した日本なのか』、『新華僑』、『鯛と羊』など著書多数。 莫邦富の中国ビジネスおどろき新発見 地方都市の勃興、ものづくりの精度向上、環境や社会貢献への関心の高まり…中国は今大きく変わりつつある。先入観を引きずったままだと、日本企業はどんどん中国市場から脱落しかねない。色眼鏡を外し、中国ビジネスの変化に改めて目を凝らす必要がある。道案内人は日中を行き来する中国人作家・ジャーナリストの莫邦富氏。日本ではあまり報道されない「今は小さくとも大きな潮流となりうる」新発見をお届けしよう。 バックナンバー一覧 北海道の千歳空港で東京に帰る飛行機の搭乗を待っていて、手元の全国紙を広げると、韓国で「漢字復活」の潮流があると報じる記
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン (前回から読む) 母の恐怖 ただしまだ問題がある。クラインの構想した妄想分裂的な態勢において、赤子はさまざまな妄想に悩まされる。自分が母親を食べてしまったという食人的な妄想は、その反動として、母親に復讐されるという妄想を引き摺りだす。食べてしまった母親は、自分を食べて復讐するに違いない。すると赤子の外部に、強力な迫害者が登場する。 赤子は母親を何よりも愛している。愛するがゆえに、愛が報われないときの反動としての憎しみも強くなるのである。赤子の心には良い母親と悪い母親、愛してくれる母親と憎み、迫害する母親の像が、断続的に登場し、赤子はその愛と恐怖のあいだに引き裂かれる。愛が深いだけに、そしてこの関係が密接で閉じたものであるだけに、この愛は怖いも
タイトルが「私達の自立宣言 ~会社と個人の新しい関係をつくろう」となっている通り、本欄のテーマは、個人の生き方と組織のあり方を見つめながら、両者の新しい関係性について考えてみよう、ということになっている。私自身はいくつかの転職をしながら今のキャリアを作ってきているのだが、必ずしも転職をしたり独立したりしなくても、個人の人生は個人の人生として設計することは出来るし、それを追求することも出来るよ、ということを言いたいコラムだ。実は、連載開始前の準備段階では、「私達の独立宣言」というタイトル案も編集部から頂いたのだが、「組織にいながらにして個人が“自立”する」という新しい世界観を表現したくて、あえて「自立」という言葉にこだわった、という経緯もある。 そんなわけで、第6回までは、個人をとりまく環境が変わってきていることや、そこで意識していきたい生き方のヒントについてお話ししてきた。だが、ほとんどの
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 去る8月24日、BBC(英国放送協会)が、「インド政府は先住民族の土地を採掘するベダンタ社の計画を拒否」というニュースを報じた。 世界の多国籍資源会社関係者の間には、衝撃が走ったと思われる。 インドの東部オリッサ州には、鉄鉱石やボーキサイトの資源が豊富にある。かねてから、英国系の鉱山会社ベダンタ・グループがボーキサイトを採掘する計画を進めていた。 しかし、開発区域の山は、豊かな森に覆われ、先住民族が自然と共生して暮らしている。その山を、先住民のドングリア・コンド部族の人たちは「聖なる山」として崇めている。 決定を下したインド政府の環境大臣であるジャイラム・ラメシュ氏は、記者会見で「プロジェクトが環境保護法の重大な違反と先住民族の権利侵害であり
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く