経済連携協定(EPA)に基づきインドネシアとフィリピンから受け入れた看護師候補者の負担を軽くするため、厚生労働省の検討会は24日、看護師国家試験で、日本語の病名に英語を併記したり、一部の漢字にふりがなをふったりするなどの基本方針案を固めた。同日午後、有識者の検討会で認められる見通し。 候補者の国家試験合格率が著しく低いため、専門家らが医療現場が混乱しないよう対応策を議論していた。 対応策として、医学や看護の専門用語については、日本語の病名に英語を添えることを検討。候補者は母国で看護師の経験があるため、病名がすぐにわかれば、何を聞かれているか理解が進み解答がしやすくなる。例えば「糖尿病」は「Diabetes Mellitus」、「関節リウマチ」は「Rheumatoid Arthritis」などと併記。また「ヘモグロビン」に対する「Hb」など、国際的に認定されている略語も、理解を助けて問題
無縁仏にろうそくを供える親子連れ=23日夜、京都市右京区、高橋一徳撮影 二十四節気で暑さが峠を越える頃とされる「処暑」の23日、京都・嵯峨野の化野(あだしの)念仏寺で約8千体の無縁仏にろうそくを供える「千灯供養」があった。化野は風葬の地だったといわれ、死者を供養するための石仏が数多く安置されている。24日も午後6時から営まれる。千円。問い合わせは同寺(075・861・2221)へ。 日本列島は23日も太平洋高気圧に覆われ、厳しい暑さが続いた。京都市では今夏最高の37.5度まで気温が上昇。921カ所ある気象庁の観測点のうち、36都府県の163カ所で35度以上の猛暑日になった。大阪市は8日連続の猛暑日だった。
女性通して戦後たどる写真展 東京都写真美術館で2010年8月17日10時15分 木村伊兵衛「農村の娘」(1953年) 女性を通して戦後をたどる写真展「おんな――立ち止まらない女性たち」が、東京都目黒区の東京都写真美術館で開かれている。 プロの写真家でつくる日本写真家協会が創立60周年を記念して企画した。実行委員長の写真家島田聡さんを中心に2年がかりでグラフ誌や週刊誌、写真集などを調査。約15万点の中から、各時代の女性を写した211点を選んだ。撮影者は木村伊兵衛や土門拳といった著名な写真家だけでなく、新聞や雑誌のカメラマン、アマチュア写真家など、計145人となった。 展示は15年から20年刻みの4章立て。各章に共通して印象的なのは女性の笑顔だ。島田さんは「美しさ、力強さ、頼もしさは、戦後から一貫して変わらない」と話す。女性のしなやかさやたくましさを実感できる展覧会だ。(西田健作) ◇ 29日
大塩平八郎肖像画の原本とみられる掛け軸。右上に菊池容斎の署名と落款印がある=東北大付属図書館所蔵掛け軸の裏側には「菊池容斎筆 大塩中斎肖像」とあった 江戸後期、飢餓にあえぐ農民の救済を訴え、大阪で乱を起こした大塩平八郎(1793〜1837)を描いた肖像画の原本とみられる掛け軸が、東北大付属図書館(仙台市)に所蔵されていることがわかった。幕末維新期に活躍した狩野派の絵師、菊池容斎(1788〜1878)の肉筆画で、その模写画は現在、教科書などで広く使われている。原本の存在は専門家の間で知られていたが、その所在は長らく不明だった。 同図書館が所蔵していたのは、文人画家の富岡鉄斎(1836〜1924)が収集したとみられる「富岡鉄斎旧蔵書画軸」の中にある「大塩中斎(ちゅうさい=平八郎)肖像」。外部から指摘を受けて調べたところ、東北大大学院の東洋・日本美術史研究室が1953(昭和28)年、京都の古
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