本来の姿がよみがえった聖観音菩薩像を前に笑顔を見せる加藤朝胤主事=奈良市の薬師寺で2011年2月14日午前10時56分、花澤茂人撮影 薬師寺(奈良市)は14日、江戸時代の作として所蔵していた十一面観音像が、実は平安時代中期の聖(しょう)観音菩薩(ぼさつ)像を改造したものだったと発表した。修理のため表面を覆う和紙をはがして分かり、約1000年前の姿がよみがえった。 【薬師寺ではつい最近、こんな発見も】奈良時代の経本47巻見つかる 寺によると、仏像は高さ53センチのヒノキ材。腕や足先が取れた状態で寺の収蔵庫に収められていた。特別展で展示するため、07年に仏師に修理を依頼。黒っぽい彩色が施された表面の和紙をはがすと、平安時代の彫り方の仏像が現れた。奈良国立博物館(奈良市)の文化財保存修理所で右腕や足先などを新たに制作。頭部の宝冠の跡から聖観音だったことを突き止めた。 鈴木喜博・同博物館上席
日本学士院(久保正彰院長)は14日、優れた研究成果をあげた若手研究者を対象にした学術奨励賞を6人に授与すると決めた。3月3日に都内で授賞式がある。受賞者と研究テーマは次の通り。 葛山智久・東京大生物生産工学研究センター准教授(44)=微生物の多様なテルペノイド生合成機構の解明▽斉藤英治・東北大金属材料研究所教授(39)=スピン流物理現象及び応用技術の開拓▽松浦健二・岡山大大学院准教授(36)=シロアリの社会生態の総合的解明とその応用▽森肇志・東京大大学院准教授(41)=国際法上の自衛権概念の歴史的展開▽山中由里子・人間文化研究機構国立民族学博物館准教授(45)=中世中東世界におけるアレクサンドロス大王像の比較文学比較文化研究▽渡部平司・大阪大大学院教授(45)=半導体表面・界面科学を基軸とした次世代エレクトロニクスの創成
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