6回、広島・木村を三振に打ち取り笑顔で引き揚げる阪神・藤浪=甲子園(撮影・鳥越瑞絵)(写真:サンケイスポーツ) (セ・リーグ、阪神2−1広島、19回戦、阪神11勝8敗、31日、甲子園)阪神はドラフト1位の藤浪(大阪桐蔭高)が先発し、6回1失点で今季10勝目(4敗)を挙げた。セ・リーグでは5人目、1967年の江夏豊以来46年ぶりとなる高卒新人2桁勝利を達成した。 一回二死から丸の打球が左脚を直撃。痛みをこらえて、すぐボールを追いかけたが、一塁への送球は大きくそれて三塁まで進塁を許した(記録は失策)が、4番キラを空振り三振に仕留めた。 二回には先頭打者に内野安打を許すなど一死一、三塁からスクイズを決められ同点とされた。なお一、二塁では“頭脳プレー”を見せた。バリントンのバントを地面に落としてから捕球。三塁へ送球し、投−三−二の併殺でピンチを脱した。 三回のマウンドへ向かうと、直後にバケツ